12月2日(土)、韓国最大級のK-POPアワード『MMA 2023』が、初の“K-POP専用アリーナ”としてオープンしたばかりの韓国・仁川のインスパイアアリーナにて開催された。今年で15回目となる授賞式には、期待の大型新人からレジェンド級アイドルまで、K-POP界を代表する数々のアーティストたちが集結。日本では「ABEMA」で全編無料生中継された。

4時間以上に渡る音楽の祭典において、特に注目すべきアーティストのステージレポートと写真と共にお届けします!

RIIZE

RIIZE

今回、『MMA』初出場となったRIIZEは新人賞を受賞。ウォンビンが長髪をなびかせながらギターソロを披露すると、あまりの色気に悲鳴がこだました。そして、生のバンドサウンドに包まれながらメンバーがステージに現れ、デビュー曲の「Get A Guitar」をパフォーマンス。デビュー1年目とは思えぬハイレベルな歌とダンスで観客を魅了し、会場の空気を完全に掌握。ダンスブレイクではショウタロウが華麗な高速スピンを披露し、大きな歓声が起こった。2曲目ではロンググローブを着用し、「Talk Saxy」をセクシーにキックオフ。火花が降り注ぐ中、妖艶な表情で客席を煽るような仕草を何度も見せるなど、終始色気だだ漏れのステージに興奮の声が止まなかった。また、新人賞受賞のスピーチではショウタロウの肩にウォンビンが手を添えて密着するなど、眼福すぎる仲良しぶりを幾度となく披露。ショウタロウは日本語で「デビューすることだけでもうれしかったんですけど、新人賞までいただくことができて本当にうれしく思います」とスピーチし、とびきりの笑顔を見せていた。

NewJeans

NewJeans

アーティスト・オブ・ザ・イヤーやソング・オブ・ザ・イヤーなど5冠に輝いたNewJeans。K-POP界の新たなる伝説となりつつある5人は、「New Jeans(MMA ver.)」でステージに降臨。階段に腰掛けたヘリンが男性ダンサーと共にこの日だけの特別なパフォーマンスを披露した。続いてステージ上でダニエルにバトンタッチする形で「Super Shy(MMA ver.)」をスタート。ツインテール姿のダニエルは女子ダンサーを引き連れ、アレンジバージョンの同曲を可愛くセクシーにパフォーマンス。圧倒的な華やかさ会場で釘付けにし、今度はステージ上でヘイン、ミンジと合流。わちゃわちゃしたパーティーのような雰囲気の中で「ETA(MMA ver.)」を歌い踊り、「Cool With You(MMA ver.)」では鈴の音と共にハニが登場。歓声が響く中、ハニはソロでしっとりと歌い上げ、会場の視線をすべて奪っていた。そして、「Get Up」「ASAP(MMA ver.)」ではついに5人がステージに集結。この日NewJeansは計6曲を披露し、女神のようなオーラを放っていた。

ZEROBASEONE

ZEROBASEONE

今年、日本でも大きな話題を呼んだオーディション番組『BOYS PLANET』から誕生したZEROBASEONEはRIIZEと同じく新人賞を受賞。パフォーマンスでは無数の星が輝くステージの中で「In Bloom」を披露。全身白の衣装に身を包み、長い手脚を活かしながら息の合った群舞を見せた。続いで壮大なイントロと共に王子様衣装でステージに現れ、「CRUSH」をキックオフ。美しさと男らしさが同居する歌とダンスで観客を翻弄した。

Imase

imase

imaseは唯一の日本人歌手として登場し、J-POP FAVORITE ARTIST(J-POP・フェイバリット・アーティスト賞)を受賞。ステージでは「INTRO Perf. + NIGHT DANCER」を生歌で披露した。バックダンサーはスマホや雑誌を使ったコミカルなダンスで観客を楽しませ、imaseのステージを見ているK-POPアーティストも待機席で手拍子してノリノリ。満員の会場で日本語の歌詞を響かせ、英語で客席を煽ると歓声が起きた。また、サビでは待機席にいたZEROBASEONEのメンバーも同曲の振り付けを楽しそうに披露。imaseの曲が韓国でも受け入れられているのを実感できるステージだった。

IVE

IVE

アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞したIVE。ユジンが大勢の女性ダンサー引き連れて激しいダンスブレイクを披露し、ステージにメンバーが合流すると、「INTRO + Baddie + Kitsch」で幕開け。この日は黒×ゴールドのゴージャスな衣装に身を包み、強く美しいオーラで客席を圧倒していた。歌唱後も歓声が飛び交う中、ウォニョン、ガウル、イソが女性ダンサーと共に妖艶でミステリアスなダンスブレイクを披露。そして、今度は鼓笛隊とフラッグを持ったダンサーがステージに現れ、「I Blue Blood」のパフォーマンスに突入した。フラッグが振り下ろされるとレイはクールな表情でウィンクを決め、リズは色っぽく登場。ゴージャスな演出と眼福なビジュアルでファンを魅了し、ラストは『I AM』で華やかに締めくくられた。

SHINee

メンバー全員が兵役を終え、デビュー15周年を迎えたSHINeeはステージ・オブ・ザ・イヤーを受賞。『MMA』に出演するのは実に10年ぶりとなるため、ファンの期待もいつも以上に高まる中、テミンのソロでステージが開幕。テミンは名曲「Sherlock」をエネルギッシュにパフォーマンスし、会場にいる人々を熱狂させた。続いてミンホが「View」を、キーが「Dream Girl」をそれぞれソロで披露。3 人が集結すると「Everybody」のステージへ。息の合ったシンクロダンスでファンの興奮を煽り、客席は大揺れ。バックダンサーも加わり、大迫力のパフォーマンスで見る者を圧倒し続けた。そして、3人は炎が吹き上がる中、バックダンサーと共に「Don’t Call Me」を披露し、ラストは今年発表された「HARD」で最高潮の盛り上がりに達した。どの瞬間も完璧なパフォーマンスで会場にいる人々魅了し、レジェンドアイドルの貫禄を見せつけた。

NCT DREAM

NCT DREAM

NCT DREAMはレコード・オブ・ザ・イヤーに輝き、今回の授賞式の大トリを飾った。ステージ中央のスクリーンからメンバーが降りてくると「Broken Melodies」でキックオフバックダンサーと共に壮大な世界観のパフォーマンスを繰り広げ、熱い歓声を浴びた。そして、同曲を終えるとステージのライトで真っ赤に染まった幕の中でメンバーが妖艶なダンスを披露。幕が落ちるとステージにメンバーが現れ、「Poison」をパフォーマンスした。同曲終了後にイノセントなメンバーの映像がスクリーン映され穏やかな雰囲気に包まれるも、会場の空気はガラリと一変。チソンとマークがステージに降臨し、激しいダンスブレイクで会場を沸かせ、ラスト曲の「ISTJ」に突入した。エネルギッシュなステージに観客の興奮は最高潮に達し、あちこちから悲鳴が飛び交う。まさに大トリに相応しい、圧倒的な人気と実力だ。7人は成熟したパフォーマンスを武器に、今回の授賞式をド派手に締めくくった。

【出演者】
NCT DREAM
BOYNEXTDOOR
ZEROBASEONE
RIIZE
aespa
IVE
NewJeans
STAYC
KISS OF LIFE
SHINee
imase
イ·ヨンジ
Silica Gel

aespa
BOYNEXTDOOR
KISS OF LIFE
Silica Gel
STAYC
イ·ヨンジ

TEXT:近藤加奈子

ABEMA『MMA2023』
https://abema.tv/video/title/661-1

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