学童保育の待機児童が1万6800人と高止まりしており、子どもがやむを得ず一人で家にいる場面が増加している。そんな中、コクヨの新ブランド「Hello! Family.」は、家族が離れていても、お互いの“いま”を共有できる見守りIoTデバイスを発売した。

【写真】「はろもに」 モニターに家族からのメッセージが表示される

「やあ」と挨拶するように、家族の存在を感じることができ、一緒にいても離れていても、日常の小さなアクションをほめたり励ましたり、 ポジティブなコミュニケーションを生み出す。今回は、ひと足早く9月発売の新製品を実際に使っている、ユーザー2名の体験レポをご紹介。

■「新製品「はろもに」「はろぽち」とは

はろもに(1万6280円)

スマホとメッセージ交換ができるモニター。アプリからのメッセージを受信したり、音声メッセージの送信ができる。スマホを持たず、自宅にいる子どもとの連絡ツールに最適だ。

はろぽち(4840円)

押すだけでスマホにメッセージを送れるボタン。子どもが「できた!」の瞬間にボタンを押すことで、登録した通知内容がスマホアプリに届く。

■1人目 こどもみまもりコンシェルジュ まちこさん

小学生と幼稚園の2児の母

我が家が抱えていた入学後の課題

親目線の願いは、「子どもが自分でできるようになってほしい」が、忙しい。対して、子ども目線の思いは、「親に見てほしい」が、なかなか見てもらえない。

我が家の「はろもに 」活用例

1. 親との伝言コミュニケーション

親と伝言(メッセージ)のやりとりで大活躍しています。親から子へ 「ピアノのじかんがかわったよ」子から親へ 「アイス買ってきて!」など、このような簡単な伝言でも、子どもの顔が見れる形でメッセージを受信することができるので、親としては安心です。

2. 宿題・寝る時間などの確認

マインド機能で指定時刻に通知することができます。「ピアノのじかんです」「宿題のじかんです」など、親が出先でも子どもにスケジュールのリマインドが可能です。

3. 天気予報を確認

子どもが自分で天気予報を確認することができるので、天候が悪い日に自分で雨具等の準備を行うことができます。子ども側からのメッセージや位置情報は、すべて専用アプリで全部見守ることができるので便利です。

我が家の「はろぽち」活用例

子どもたちは自由な発想で使っています。起床時刻をゲーム感覚で記録したり、兄弟で宿題競争をして、早くすませた人が「ぽち」。宿題を開始したときに1度 「ぽち」。終わってまた「ぽち」。汎用性が高く、さまざまな場面で使用することができます。

また、はろぽちに愛着がわく理由として、シールでデコレーションをして自分で作ることができるだけでなく、“習慣化を後押しする仕組み”として、生活の一部にすることができます。

「はろもに」「はろぽち」で何が変わる?

子どもたちは、自分から進んで取り組むことが増え、記録やバッジの獲得を目指して日々奮闘しています。親からすると、子どもの頑張りを見守れるようになったというだけでなく、離れていても確認できるのでほめる回数が増えました。お留守番中も連絡がとれるので安心です。これらの変化から、以前よりも親と子のコミュニケーションが増えました。

■2人目 コクヨ社員 馬郡さん

小学3年生男児の母

我が家が抱えていた入学後の課題

しれっと宿題やってなかったり、イマイチ学校の様子を聞き出せなかったり…。

我が家の「はろもに」活用例

父子のコミュニケーションが増えました。息子が直接主人とコミュニケーションをとれるようになり、「今日の仕事どうだった?帰ってきたら教えてね」「20時に帰ってくるって言ってたけど、間に合う?」など、会話が盛んになりました。

息子が作成した「早く帰ってきてください」タスクが入っている日があると、息子が主人に早く会いたがっていたり、 仕事の様子を知りたがっている様子が微笑ましいです。

我が家の「はろぽち」活用例

息子が「ぽち」するとお知らせが来るので、帰宅時の呼びかけが「宿題やった?」から「宿題やったんだね」に変わりました。「しれっと宿題をやっていない問題」を解決することができただけでなく、息子のドヤ顔・笑顔も増え、「おいらも頑張ってるんだよね」とうれしそうに報告してくるようになりました。

また、「ぽちの掟」をつくって母子でゲームをしてみました。

ルールは簡単。

1. 「ぽち」はお互いをほめあうためのゲーム たくさん押せた人の勝ち ※できていないことは責めない

2. 「ぽち」するときは何をしたか声に出して宣言する

3. 自分が「やった」と思うことは何でも「ぽち」してよし

結果、「ぽち」を挟んで会話が増えました。

「今日の会議の資料が完成した ぽち」「今日はピアノすごく頑張ったから 3回ぽち」「お母さん、とても頑張ってるからもう1回押したら?」 など、 ご飯を食べながら、「ぽち」大喜利合戦です。

「はろもに」「はろぽち」で何が変わる?

見守り = 相手のことを知りたい気持ちであり、「子どもも親のことを見守りたい」ということがわかりました。相互にわかり合うことで、お互いへの理解と尊重が深まり、ポジティブなコミュニケーションが増えました。

離れていても家族でコミュニケーションが取れる「Hello! Family.」。同じような悩みを持つご家庭はぜひ使用を検討してみてはいかがでしょうか。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

「はろぽち」付属のシールでデコレーションも可能