バルセロナに所属するウルグアイ代表DFロナルド・アラウホに、複数のビッグクラブが獲得へ向け準備を開始したようだ。10日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』などが伝えている。

 かねてよりバイエルンからの関心が報じられてきたアラウホ。以前から、同クラブの指揮官であるトーマス・トゥヘル監督がセンターバックの選手層を不安視していると伝えられ、今冬の移籍市場で同ポジションの補強に乗り出すことが噂されている。そんななか、9日にドイツメディア『スカイ』が、バイエルンとアラウホの接触を報道。同クラブのスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏とトゥヘル監督が、アラウホと電話会談を行った模様だ。

 また、『ムンド・デポルティーボ』によると、マンチェスター・ユナイテッドもアラウホに関心を抱いており、バルセロナで受け取る年俸700万ユーロ(約11億円)の倍額を支払う準備があるという。

 一方で、バルセロナ側はアラウホの能力や年齢ゆえ、高額なオファーを受けるのは普通のことだと考えていると指摘。現行の契約が2026年まで残されていることに加え、10億ユーロ(約1575億円)の契約解除条項があるため冷静な姿勢を保っていると主張した。さらに、アラウホ本人も、「お金には興味がなく、彼を誘惑するのはスポーツの側面であり、それが何よりも彼の興味をそそる」と伝えている。

ビッグクラブからの関心が報じられるアラウホ [写真]=Getty Images