マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、バルセロナに加入するかもしれない。11日、スペイン紙『スポルト』が伝えている。

 2021年夏、移籍金8500万ユーロ(約134億円)でドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに加入したサンチョ。ここまで公式戦通算82試合に出場し、12ゴールを挙げている同選手だが、今季序盤にエリック・テン・ハフ監督との関係が悪化したため、現在はトップチームの構想から外れている。

 1月の移籍市場での退団が濃厚と報じられるサンチョには、ユヴェントスや古巣であるドルトムントから関心が伝えられているが、マンチェスター・ユナイテッドバルセロナに所属するブラジル代表FWハフィーニャの獲得に向け、同選手とのトレードを提案した模様。サンチョを獲得した際に投じた8500万ユーロ(約134億円)の回収が困難と判断し、トレードの提案に至ったようだ。

 一方、現在26歳のハフィーニャは、2022年夏に総額6500万ユーロ(約102億円)と報じられる移籍金でリーズからバルセロナへと加入。初年度はリーグ戦36試合に出場し、7ゴール7アシストを記録するなど、クラブのラ・リーガ制覇に貢献した。今シーズンは、ここまでリーグ戦12試合出場2ゴール3アシストの成績を残しているが、自身の負傷やポルトガル代表FWジョアンフェリックスらの加入、スペイン代表FWラミン・ヤマルの台頭などを受け、やや序列が低下している。

サンチョ(左)とのトレード案が報じられたハフィーニャ(右)[写真]=Getty Images