安定の美味しさで再評価が進む町中華。オフィス街にも住宅街にもあり、ラーメンや餃子、炒飯など、熟練の技から作られる「日本人に愛される中華料理」が、人気となっている。
■「ラーメン+餃子」は多いが…
町中華の中には、とくにランチタイムなどにお得なセットメニューを用意している店も多い。
ところが、Sirabeeの中でもグルメ取材が多い熊田熊男編集長によると、「町中華にはラーメン・餃子セットがある店が多いのですが、炒飯・餃子セットはほぼ見ない」という。
炒飯と餃子は、お客があまり好まない組み合わせなのだろうか。
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■9割近くが「炒飯+餃子」は合う
Sirabee編集部が11月10〜12日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「炒飯と餃子の相性」について調査したところ、「とても合うと思う」と答えた人が44.3%。
「やや合う」が42.1%で、9割近くが「炒飯と餃子は相性が良い」と考えていることがわかった。「あまり合わない」は11.2%。「全く合わない」は2.4%だった。
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■若い世代がとくに支持
餃子と炒飯の相性については、とくに若い世代で強い支持が目立つ。40代以下では「とても合う」が4割台半ばで推移。
一方、油ものによる胃もたれなどが気になるせいか、50代以降では支持が高いものの「とても合う」は4割前後となっている。
とくに若い世代にはウケそうな「炒飯+餃子セット」だが、町中華であまり見かけないのは、何か理由があるのだろうか。
熊田編集長にこのデータを見せたところ、「ラーメン餃子定食がある町中華は多いものの、炒飯餃子定食があるところは少ないため、この結果は予想外でした」との反応。
「客のニーズが無いわけではなく、作るのが大変なためセットにならないなら炒飯+餃子の組み合わせファンとしては少し残念です」と語った。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
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