ドジャースは12月11日（日本時間12日）、エンゼルスからフリーエージェント（FA）になっていた大谷翔平投手と契約合意したことを正式に発表した。
【関連記事】衝撃の97％後払い ドジャースに貢献した大谷翔平のぜいたく税対策に賛否両論「リーグが崩れかねない」「違法ではない」
すでに大谷が自身のインスタグラムで契約合意に達したことを明らかにしていたが、ド軍はこれまで発表していなかった。「ロサンゼルス・ドジャースはアメリカンリーグ最優秀選手に2度輝いた大谷翔平と10年契約を結んだ」と発表。
大谷も球団を通じて「ドジャースファンの皆様、私をチームに迎え入れてくれてありがとうございます。ドジャースと私はワールドシリーズを制覇してロサンゼルスで優勝パレードするという同じ目標を100％共有しています」と優勝への強い意欲をにじませた。
チームにとっても長年の夢が実現した補強となった。花巻東時代から獲得を願い続けてきた「恋人」を、プレーヤーとして最盛期を迎えるこの時期に10年の長期契約を結ぶことに成功した。
背番号はエンゼルス時代にも着けていた「17」に決定。またプロスポーツ史上最高額といわれる、10年総額7億ドル（約1022億円）のメガ契約の内訳にも注目が高まっている。
大谷は総額7億ドルの内、6800万ドルを後払いで受け取る予定とされている。これは球団のぜいたく税対策にもつながり、今回の巨額契約が今後のチームの補強方針などになるべく影響を及ぼさないようにとする、大谷側の配慮だったという。
このことでドジャースサイドとしても今後10年間、大谷を年俸200万ドルで雇えることになったが、ルール上の問題はないとはいえ、ただでさえ大谷を獲得できなかった球団ファンからは反発の声も生まれているとあって、異例の大型契約をめぐっては当面の間、様々な反応が飛び出しそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
コメント