12月31日(日)にABEMA PPV ONLINE LIVEにて全試合生中継が決定している、日本最高峰の格闘技イベント「RIZIN.45」の開催に先立ち、12月10日に行われた平本蓮選手とYA-MAN選手の対戦を含む、全4カードが発表された「RIZIN.45 追加カード発表記者会見」が、ABEMA格闘2チャンネルにて無料生中継された。

【写真】全試合生中継が決定した日本最高峰の格闘技イベント「RIZIN.45」

■「RIZIN.45 追加カード発表記者会見」

今回の会見では、YUSHI選手対平本丈選手(RIZIN MMAルールバンタム級61キロ契約)、篠塚辰樹選手対冨澤大智選手(オープンフィンガーでのキックボクシングルール60キロ契約)、久保優太選手対安保瑠輝也選手(RIZIN MMA特別ルール70キロ契約、5分2R)、平本蓮選手対YA-MAN選手(RIZIN MMAルール66キロ契約)の4カードが発表された。カード発表の前に、RIZIN代表の榊原信行CEOは「今日、ここで発表する若き選手たちの戦いで、大晦日、みんなにすごいエネルギーを送ります。こんな時代ですけど、そういう戦士たちの戦いを通じて、みんなにそれが届けばいいなと思っています」と力強く語ったのに加えて、ABEMAでの特番に関する発表では「ABEMAにて、毎週日曜3週連続で発表事を積み重ねていきます。今日の発表が最後ではなく、まだ続きがありますので、ABEMAの毎週日曜の番組にて、ハラハラドキドキ、楽しみにしていただけたらと思います」と期待を込めてコメントした。

今回の会見では、平本蓮選手の言動が大きな話題を呼んだ。会見が発表された際に、自身のXにて「今週日曜日。渋谷にて。平本キッズ全員集合。」と会見参加を呼びかけると、会見会場にはRIZINファンが押し寄せ、12月とは思えない熱気が会場を包んだ。

また、実弟である平本丈選手が、今回、RIZINでデビューすることとなり、対戦相手となったYUSHI選手が「1年ぶりにRIZINの舞台に戻ってきました。今回は平本蓮の弟、お兄ちゃんにムカつくことはたくさんありますが……」と話し始めると、YUSHI選手の言葉をさえぎって「なげーよバカ、うるせぇよお前、誰も聞いてないだろ、黙れよ」とかみついたり、「BreakingDown」を主戦場とし、丈選手と同じくRIZIN初出場となる冨澤選手には「てか、お前、誰だよ。俺の知名度のおかげで組めてんだぞ、まず感謝しろよ、お前」と口論になるなど、縦横無尽に発言をくり出す。対戦するYA-MAN選手にも「街中であったら、ぶっ飛ばそうと思ってたからな」と言われても、「お前、格闘家だろ、子供たちに影響悪いからやめろ」と発言を制すると、YA-MAN選手が何を言おうも「わかったわかった、わかったよ。言いあいやめろ」といなす。

なお、自身のコメントを求められた蓮選手は、「今日は本音をみなさんに語ろうかなと思って」と切り出すと、11月19日「FIGHT CLUB」にてYA-MAN選手とキックボクシングルールの試合で敗北した朝倉未来選手へのアツい思いを語りだす。「K-1を抜けて、世界に向けて格闘技をもっと盛りあげたいなと思った時に朝倉未来が現れて。本当にすごいシンパシーを感じたというか、本当に感動して。こんなヤツを待ってた、というか。自分が考えた結果、どう盛りあがるかなと思った時に、かみついて、けんかを売って盛りあげてやろうと思って。最初はいろいろ言われたけど、朝倉未来がいたから、RIZINでMMAやろうって。変な話、アイツのおかげで、MMA、始めたみたいなもんなんですよ」と自身のMMA転向のきっかけに朝倉選手があったことを告白すると、「アイツがケラモフとかとやってる姿を見て、すごい勇気をもらってた部分があって。でも、朝倉未来がキックルールだとしてもYA-MANにね、ああいう結果になって。自分のなかでも悲しくなってしまったというか。でも、こんなふうに盛りあがってきたのは、朝倉未来のおかげだと思ってて、あおりあいはもういいやと思うんで。ぜったい朝倉未来と試合したいっす。だから、この試合、ぜったいに勝たないといけないんです。ここ勝って、おのずと来年、アイツとの試合が見えてくると思うんで。ぜったい俺のほうが覚悟の違いがあるんで、ぜったい勝ちます。応援お願いします」と朝倉選手への想いとともに、朝倉選手との対戦要求を呼びかけた。

■安保瑠輝也選手の発言では

さらに、久保選手との対戦が決定した安保選手の発言も話題になり、かつては“ゴロゴロしておもしろくない”発言したMMA(=総合格闘技)で戦うことについて、「MMAってけんかじゃないですか。俺、久保優太にけんかで負けないんですよ。これ勝てるわと思って。リアネイキッドチョーク、極められるわと思って、だから受けましたね」と発言するも、リアネイキッドチョークのやり方はご存じですか?と問われると「いや、知らんスね!」との断言には、同じジムでトレーニングを積んでいる蓮選手が、すかさず「これから教えます(笑)」と返し、会場は笑いに包まれた。

なお、三浦選手と皇治選手のMMA試合ルールは、5分2ラウンドの65キロ契約となり、これを見ないと年は越せない、「RIZIN.45」での熱戦を視聴することができる。

12月31日(日)、大晦日に開催の「RIZIN.45」では、これまでにフアンアーチュレッタ選手と朝倉海選手によるバンタム級タイトルマッチ、堀口恭司選手と神龍誠選手によるフライ級タイトルマッチといった格闘技ファン必見のタイトルマッチに加えて、皇治選手のMMA(総合格闘技)デビュー戦として、サッカー元日本代表の三浦知良選手の次男である三浦孝太選手との対戦も発表されている。現RIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花選手との対戦をもって引退する山本美憂選手のカードが組まれるなど、1年の締めくくりにふさわしい豪華な試合が並んでいる。

平本蓮選手とYA-MAN選手の対戦を含む、全4カードが発表された「RIZIN.45 追加カード発表記者会見」/(C)RIZIN FF (C)AbemaTV,Inc.