東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(本社:長崎県諫早市、代表取締役社長:松嶋 富浩、以下TED長崎)のセンサマネジメントユニット「RMS-4000」と、交流電流監視ユニット「RMS-CU80」が、2023年8月末より、NECネッツエスアイ株式会社(所在地:東京都港区 代表取締役執行役員社長 兼 CEO:牛島 祐之、以下 NECネッツエスアイ)が推進するカーボンニュートラル実現のための検証システムに採用されました。詳細な電力量データを収集し、NECネッツエスアイが運用するデータセンター管理システムに統合させることで、オフィスCO2排出量を可視化する試みに寄与しています。

NECネッツエスアイでは、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の推進に注力するうえで、オフィスCO2排出量を可視化し、現状把握と環境負荷低減への社内意識を向上したいという課題がありました。

そこで、NECネッツエスアイでは、電流量を監視し、CO2排出量として換算することで可視化させる仕組みを、オフィスの2フロアに導入しました。オフィスで消費される電流量を測るため、TED長崎が開発・提供する2種のセンサユニットが採用されました。一つのフロアには、交流電流を監視する専用のユニットである「RMS-CU80」が採用され、もう一つのフロアには、より幅広いデータ収集にも対応可能なセンサマネジメントユニット「RMS-4000」が採用されました。

採用の理由は、データ収集において、もともとNECネッツエスアイで運用していたデータセンター管理システムと統合することが可能であったこと、また、導入にかかる時間的・物理的なコストの面で優位性が高かったことなどです。

収集したデータは、管理システム(※)のフロアマップ上でCO2排出量として換算されディスプレイ表示される

※VM7 iDC Visual Manager(エフ・アイ・ティー・パシフィック製)

電力量グラフ(イメージ)

今回導入されたTED長崎のセンサマネジメントユニト「RMS-4000」は、交流電流をはじめとして6種類のセンサや信号を遠隔監視することができます。電流量のほかにも、温度・湿度・アナログ信号などを監視することができ、センサによる状態変化検出時には通報機能を稼働させることで、セキュリティ対策にも役立てることができます。電流量を把握する以外にも用途を拡大させていく可能がある場合に適しています。

NECネッツエスアイでは、2030年に温室効果ガス排出量(Scope1、2)を実質ゼロとする目標を掲げています。検証システムの導入後は、自社オフィスCO2排出量の現状把握ができるようになり、原因究明や今後の対策立案に役立てていくことを検討しています。また、モニター画面を公開しているため、環境負荷低減への社員の意識を高められること、そして、ビル来訪者に見学いただくことで、企業として社会課題に取り組む姿勢を打ち出すこともできているということも、導入後の成果としてあげています。TED長崎では、さまざまなセンサによるデータ収集・分析・活用により、お客様の課題解決を支援してまいります。

■事例紹介インタビュー

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/case/NESIC.html

■センサマネジメントユニット「RMS-4000」の特長

1-Wire/RS485/USB/LANインターフェースを持ち、1台で6種類のセンサや信号を監視する、統合管理機能を持ったユニットです。WebアプリやSNMPマネージャから遠隔監視できます。

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/seihin/rms4000/

■交流電流監視ユニット「RMS-CU80」の特長

80回路・実効値対応の多回路電流監視ユニット(1U)です。真の実効値タイプのため、平均値タイプでは誤差が生じる歪んだ波形でも正確な電流測定が可能です。クランプ型電流センサで、データセンターや通信局舎などの多回路分電盤を電源遮断することなく遠隔監視可能にします。

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/seihin/cu80/

NECネッツエスアイ株式会社について】

ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供、および日本全国にわたるサポートサービス拠点による24時間365日対応の保守・運用、監視サービスならびにアウトソーシングサービスの提供をしています。

URL: https://www.nesic.co.jp

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社について 

東京エレクトロンデバイス長崎は、DCIM関連製品、スマートエネルギー関連製品、CTI関連製品などの自社ブランド製品をもつメーカーです。そのデジタル化技術で各種電子機器の受託開発、試作、量産までワンストップで対応しています。

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/

東京エレクトロン デバイス株式会社について

東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やITソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「メーカー機能」を有する技術商社です

URL: https://www.teldevice.co.jp/

<本製品に関するお客様からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社 情報機器営業部 清水

Tel:045-443-4072、Fax:050-3606-5166

<本件に関する報道関係からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社 総務部 才津

Tel:0957-25-2001、Fax:0957-25-2045

東京エレクトロン デバイス株式会社 総務部 広報グループ 

https://www.teldevice.co.jp/contact/

※ このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

配信元企業:東京エレクトロン デバイス長崎株式会社

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