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 中国・北京に住むカップルが、引っ越し先の賃貸アパートで徐々に体の具合がおかしくなっていった。

 いったい何が原因なのか?引っ越しから半年後、水道料金を1度も支払っていないにもかかわらず、水が止められていないことに気が付いた。水道メーターも回っていない。

 そこで調査を依頼したところ、トイレと水道管をつないでいるとされる余分なパイプにより、水道からトイレの水が出ていたことが発覚したという。

 つまりトイレの水を飲み続けていたことで体調不良に陥ったのだ。

【画像】 引っ越し先で体調不良に陥ったカップル

 タンという男性は、今年5月に北京の賃貸アパートにガールフレンドと引っ越してきた。

 しかしその直後から、2人の健康状態に異変が生じ始めた。タンさんは髪が抜けてニキビができやすくなり、ガールフレンドは咳が出て胸が圧迫されるような不快さを感じるようになった。

 引っ越しから半年後、タンさんは妙なことに気付いた。

 アパートの水道料金を一度も支払っていない(請求書が来ていない?)にもかかわらず、この半年間水道が止められたことがなかったのだ。

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 水道メーターをチェックしたが、回っていなかった。

 いったいどうなっているのか?では普段使っている水はどこから来ているのかと、タンさんは困惑した。

 そこで配管工を呼んで調査してもらったところ、驚愕の事実が発覚する。蛇口から出ていたのは、トイレの水だったのだ。

下水を半年間飲んだり料理に使ったりしていた

 トイレの水はいわゆる下水と呼ばれ、飲むことはできないが人体に影響を及ぼさない形で再利用される水のことを指す。

 タンさん宅を調べた配管工は、床下と壁の裏側にある余分なパイプがトイレと水道管をつないでいたことを発見した。

 つまり、配管設置の手違いで、下水が水道管に流れていたのだ。

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 それを知らずにカップルは半年もの間、その水を飲んだり料理や風呂に使用したりしていた。事実を知った2人は、当然衝撃を受けた。

 幸いにも、配管工はすぐに問題を解決してパイプは直ったが、カップルは半年間、健康と幸福に悪影響を及ぼしたと主張し、毎月1万中国元(約20万円)の家賃を支払っていたアパートの賃貸会社に損害賠償を求めることにしたようだ。

賃貸会社に賠償金の交渉を継続中

 賃貸会社は、カップルが水源として使用していた近くの井戸が、今年3月に行われた水質検査に合格していたと述べた。

 さらにこのアパートに入居する住民は、バルブの調整によってひとつは飲料水、もうひとつは近くの井戸水という2つの異なる給水方法を選択することができると話した。

 しかし井戸水は、植物の水やりやトイレの洗浄にのみ使用され、調理や飲用には使用されない。

 タンさんとガールフレンドは「そのようなことを聞かされたことはない」と主張していて、現在賃貸会社との補償交渉を継続しているということだ。

 というか水道を止められたら日本の場合、トイレの水も止まってしまうのではないかと思うのだが、トイレの水に下水を使用している場合は使えるのか?教えて詳しい人。

References:We've been unknowingly drinking toilet water for six months because of a pipe mix-up in our home - I started losing my hair and broke out in acne/ written by Scarlet / edited by parumo

追記(2023/12/13)本文の誤字を再送してお届けします。

 
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引っ越し先で体調不良となったカップル、トイレの水が蛇口に流れていたことが判明