明日13日は北海道や東北北部は雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。東北南部や関東から西は広く晴れる見込みです。15日明け方をピークに明日13日～夜はふたご座流星群の観測チャンス。14日は日本海に低気圧が進み、暖気流入で雨でも気温上昇。その後、今季一番の寒気襲来。
15日～16日は西から雨雲 荒天に注意 暖気流入で師走と思えぬ暖かさ
今年のカレンダーも残り1ページという時期ですが、なかなか気温の安定しない日が続いています。この先も12月としては極端に暖かかったり、寒かったり、気温が乱高下する見込みです。
明日13日(水)は、北日本を中心とした冬型の気圧配置となるでしょう。北海道や東北北部の日本海側は雪で、吹雪く所もある見込みです。積雪が更に増える所もあるでしょう。吹雪による交通への影響などにご注意ください。
14日(木)は北日本の雪もおさまるでしょう。晴れる所が多いですが、西日本は次第に厚い雲に覆われる見込みです。
15日(金)～16日(土)は、新たに日本海沿岸に前線を伴った低気圧が進み、前線や低気圧に近い所ほど雨や風が強まる見込みです。
雨の所が多いですが、東北の内陸部や北海道では雪が強まり、積雪の増える所がありそうです。積雪や路面の凍結などにご注意ください。
関東も16日(土)は、雲が多く、にわか雨の可能性があります。
気温が乱高下 12月なのに10月並みの暖かさ 一転、凍える寒さ
予想気温に注目すると、北海道は冬の寒さが続く見込みですが、15日(金)～16日(土)にかけては、九州から関東では最高気温が20℃以上、12月とは思えない暖かさになりそうです。15日は西日本で、16日は関東など東日本で暖かさのピークとなるでしょう。
その後は今季一番の寒気が襲来し、全国的に真冬の空気に包まれそうです。
17日(日)午前9時の寒気の予想図(TOP画像)では、平地に雪を降らせるレベルのマイナス6℃以下の寒気が、九州南部や四国、近畿、東海をすっぽりと覆う見込みです。東北北部にはマイナス12℃以下、北海道はマイナス18℃以下の寒気が流れ込むでしょう。一年で最も気温が低い真冬の平年値を4℃前後下回る、今シーズン最強の寒気が南下し、長く居座る見込みです。
寒気の南下に伴って、昨日11日(月)は、北海道と東北に「低温と大雪に関する早期天候情報」が、近畿、中国地方、四国、九州北部、九州南部、奄美地方に「低温に関する早期天候情報」が発表されました。17日(日)以降は、気温が平年よりかなり低くなり、厳しい寒さが続く見込みです。農作物の管理に注意し、北海道や東北を中心に、水道管の凍結などにもご注意ください。
17日～北日本は暴風雪 西日本や東日本の平地で積雪も
17日(日)から18日(月)は、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、日本海側をはじめ、太平洋側でも北西の風が強まるでしょう。
17日以降は、北陸や近畿北部、山陰など日本海側は平地でも雪が降り、積雪となる可能性があります。風が強いため、太平洋側も一部に雪雲が流れ込む可能性があるでしょう。まだ冬用のタイヤを装備していない車は、早めの対策を心がけてください。
北海道や東北は猛吹雪となり、積雪が一気に急増することが考えられます。見通しがきかないような暴風雪となる恐れがあり、交通にも影響が出そうです。車を運転する際には、情報に注意し、無理のない行動をとるようにしてください。
晴れる太平洋側も風が身に沁みる寒さとなるでしょう。
東京は16日(土)は20℃を超えて10月並みですが、2日後の18日(月)は9℃と真冬の寒さです。気温が激しく乱高下しますので、体調を崩さないようにご注意ください。
明日13日夜～ふたご座流星群 観測チャンス 一番の見頃は14日夜～15日明け方
15日(金)は、三大流星群の一つである「ふたご座流星群」の活動が極大になります。
1時間あたりに見られる流星数は、最大で70個に達する可能性があると予想され、月明りの影響がなく絶好の条件となるでしょう。多くの流れ星を見られる絶好のチャンスです。
ふたご座流星群が一番の見頃となるのは、14日(木)夜～15日(金)明け方にかけてですが、極大となる15日(金)明け方前後も普段より多く見ることができ、明日13日(水)夜から15日(金)夜までが見られるチャンスと予想されています。
14日夜は、西から次第に薄雲が広がるため、広い範囲で晴れの予想される明日13日も夜空を見上げて、流れ星を探してみてはいかがでしょうか。ただ、厳しい冷え込みとなるため、観測の際は、しっかりと防寒対策をなさってください。
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