ホラー界の鬼才イーライ・ロス監督による最新作『サンクスギビング』より、怪しさMAXのキャラポスター、サスペンス予告が解禁された。

【動画】住民が次々と襲われる――『サンクスギビング』サスペンス予告

 クエンティン・タランティーノ監督とロバートロドリゲス監督がタッグを組んだ伝説のホラー映画グラインドハウス』。2007年に公開された同作は、映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成されていたが、その中で上映されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』が、ロス監督自らの手で長編映画化された。

 感謝祭(=サンクスギビング)発祥の地マサチューセッツ州プリマス。年に一度の祝祭に沸き立つ人々だったが、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。その後もひとり、またひとりと消えてゆく住民たち。彼らは皆、調理器具を凶器に、感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した残酷なやり方で殺害されていた。

 街中が恐怖のどん底に突き落とされるなか、地元の高校の仲良しグループのジェシカたちは、ジョン・カーヴァーを名乗る謎のインスタグラムの投稿にタグ付けされたことに気づく。そこには豪華な食卓が用意され、自分たちの名札が意味深に配されていた…。

 この度、怪しさMAXのキャラポスター、サスペンス予告が解禁。キャラポスターは、感謝祭を恐怖に陥れる謎の殺人鬼ジョン・カーヴァーの不気味な姿を背景に、そのターゲットとなる町の住民たちや事件を追う警察官らを配置したもの。横には「食材<ターゲット>は、住民。隠し味は、復讐――。」というコピーが添えられている。

 サスペンス予告は、町一番の大型量販店のブラックフライデー・セールでの暴動事件をきっかけに、高校生たちやその家族、住民たちが次々と凄惨な殺人事件に巻き込まれていく様子が描かれている。

 第一の事件はダイナーで働く女性。突如襲われて体を無残にも切断され、死体の半分だけが大型量販店の看板に吊るされるという衝撃的な始まりだ。すぐさま警察が捜査に乗り出すが、犯人は町の伝説の人物ジョン・カーヴァーの仮面を被っているせいで、手がかりがつかめない。

 続く事件は、高校生グループが、ジョン・カーヴァーを名乗る犯人のインスタグラム投稿にタグ付けされたことが発端となる。インスタの写真には、感謝祭の豪華なディナーに招待するかのように不気味なテーブルが写し出され、殺人鬼が大胆にもターゲットへ事件予告をするような様子も。町中がパニックになり、不安がピークに高まっていく。

 そして迎える感謝祭当日。感謝祭発祥の地であるこの町の住人たちは皆、この祝祭に対して並々ならぬ思いを抱いている者たちばかり。町一番の権力者で、ブラックフライデー・セールで一儲けしようと企む大型量販店の経営者とその後妻。経営者の娘で、継母との折り合いに悩む女子高校生。彼女を取り巻く親友の女子たち、今彼や元彼。経営者をよく思っていない大型量販店の従業員やその家族。人間関係の因縁が渦巻くなか、感謝祭を祝うためパレードに溢れかえったジョン・カーヴァーの仮面を被った人々の中に、殺人鬼が紛れ込む。事件の捜査を続ける警察官は「誰も信じるな」と言う。果たして、仮面の裏に隠されたその正体はいったい誰なのか。その目的とは―。

 映画『サンクスギビング』は、12月29日より全国公開。

映画『サンクスギビング』キャラクターポスター