2000年代後半にテレビで大ブレイクを果たした小学生兄弟漫才師・まえだまえだ。現在は俳優として活躍中の兄・前田航基は13日に25歳の誕生日を迎えた。ここでは、お茶の間を賑わしてきた懐かしの小学生漫才師たちの現在の活動について見ていこう。

【写真】元「小学生漫才師」の現在の姿 イケメン化・美人化話題の面々も

■まえだまえだ

 まえだまえだは、前田航基と前田旺志郎による2007年に結成された兄弟漫才師。2000年代後半から2010年代初頭にかけてテレビを中心に活躍。2人の明るいキャラクターを全面に押し出したテンポの良いしゃべくり漫才を展開し、小学生ならではの“あるあるネタ”を盛り込みつつ弟・旺志郎のボケを兄・航基がツッコむスタイルで視聴者を魅了した。

 オリエンタルラジオカンニングらがブレイクのきっかけをつかんだバラエティ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)や狩野英孝髭男爵フルーツポンチらを輩出したバラエティ番組『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)にも出演し漫才を披露していた。

 漫才師としての活動と並行して航基と旺志郎は子役としても数々のテレビドラマや映画に出演。コンビとしての人気が最高潮に達していた2011年6月には、是枝裕和が監督を務めた2人の主演映画『奇跡』も公開。以降は徐々にコンビでの漫才師としての活動から、互いに俳優としての活動にシフトチェンジ。航基は、ドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)や連続テレビ小説おかえりモネ』(NHK総合)、映画『フィリピンパブ嬢の社会学』ほかに出演。一方の旺志郎も連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合)やドラマ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)などの作品に出演している。

“次代のダウンタウン”と呼ばれたコンビ&かわいい女子大生となった元小学生漫才師

■りあるキッズ

 まえだまえだの結成からさかのぼって1996年に結成されたのがりあるキッズだ。オーディション番組『輝く日本の星!』(TBS系)の企画「次代のダウンタウンを創る」にエントリーした小学生漫才コンビ・ダブル関西の安田善紀が“未来の松本人志”に選ばれ、同じく小学生漫才コンビ・アップダウンの長田融季が“未来の浜田雅功”に選ばれたことからコンビを結成。ともに11歳での華々しいキャリアスタートとなった。

 以降、吉本興業に所属しテレビや舞台で活躍。ベテラン漫才師のような落ち着いたたたずまいの安田が繰り出すボケに、長田がハイトーンボイスのツッコミで対抗するコントラストの効いた漫才は、高い評価を受けて数々の漫才賞を受賞。『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)などのネタ番組の常連コンビとなり、2003年には3回目を迎えた『M‐1グランプリ』で決勝進出を果たした。

 結成当初は“未来のダウンタウン”として将来を嘱望された2人だったが、2014年に長田が借金問題で吉本興業を退社したことから、コンビは事実上の解散状態に。以降、安田は東京でお笑い芸人としての活動を継続。一方の長田は2021年に自身のYouTubeチャンネルを開設し同年に安田と再会。安田のYouTubeチャンネルでは2人が顔を合わせ、久々の漫才を披露する姿を見ることができる。

■完熟フレッシュ・池田レイラ

 2017年の『M‐1グランプリ』でベストアマチュア賞に選出され、2018年1月1日放送の『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)に出演しお笑いファンの注目を集めたのが、2016年結成の完熟フレッシュだ。かつて芸人として活動していたものの就職した父・池田57CRAZYと、その娘で結成当時は小学生だった池田レイラによる実の親子による漫才コンビ。離婚し父子家庭となった2人が織りなす漫才は、頼りない父のボケにレイラが毒舌ツッコミを放つスタイル。どこか憎めない池田57CRAZYと気丈なレイラの親子ならではの掛け合いは、お笑い界でも唯一無二の存在感を放っている。

 そんな2人は『ぐるナイおもしろ荘』への出演直後に、ワタナベエンターテインメントへの所属が決まると、以降は『エンタの神様』や『にちようチャップリン』(テレビ東京系)などのネタ番組に出演。レイラが大学へと進学した現在もコンビでの活動は継続中で、舞台に立ち続けている。

引用:映画『フィリピンパブ嬢の社会学』公式エックス(@movie_Phili_pub)
「前田旺志郎」インスタグラム(@oshiro_maeda)
「安田善紀」エックス(@realkidsyasuda)
『長田融季の生ごみラジオ』公式エックス(@namagomiradio
「完熟フレッシュ・池田レイラ」インスタグラム(@kanjukufresh_leyla

(左から)前田旺志郎、池田レイラ  クランクイン!