ふたご座流星群の活動が15日(金)午前4時頃に極大となり、この前後で多くの流星群が見られるしょう。晴れる地域では、今日13日(水)も流星を観察するチャンスです。
ふたご座流星群 活動が活発に
今年のふたご座流星群の活動は、15日(金)午前4時頃に極大となり、この前後で活発な状況となるでしょう。極大時刻に近い明日14日(木)午後9時頃には、空の暗い場所で観察した場合、1時間あたりの流星数が30個を超えそうです。放射点が高い空に達する15日(金)午前0時から午前3時頃は、1時間あたり70個に達する可能性があります。ここ数年のうちでは最も多く、絶好の観察条件です。
ふたご座流星群が普段より目立って多く見えるのは、今日13日(水)の夜から15日(金)の夜。東京の場合は、午後9時頃から見える流星の数が増え、翌日の午前5時過ぎ頃まで観察できます。
極大の前日にあたる今夜から明日14日(木)の明け方は、空の暗い場所で、1時間に10個から25個程度の流星が見えると予想されています。
今夜からの天気は?
今夜から明日14日(木)の明け方にかけては、沖縄や九州から関東甲信は広い範囲で晴れるでしょう。北陸、東北と北海道の太平洋側は雲が多い所もありますが、雲の切れ間から流星を観察できるチャンスがありそうです。東北と北海道は雪や雨の降る所があり、あいにくの天気となるでしょう。
明日14日(木)の夜は西から雨の範囲が広がるため、気象条件は今日の方が良いです。寒さ対策を万全にして、空の広い範囲を見渡してみてください。
流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ 月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。今日13日(水)は新月で、月明かりの影響もなく良い条件となるでしょう。
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