今春のWBCにも韓国代表として出場した(C)Getty Images

 韓国リーグKBO)からポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指していたイ・ジョンフ外野手(25)がジャイアンツと6年1億1300万ドル(約164億円)の大型契約で合意した、と12日(日本時間13日)、大リーグ公式サイトなどが伝えた。

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 イ・ジョンフは元中日で日韓通算2083安打を記録したイ・ジョンボムを父に持ち、KBOでは2017年にデビュー。すぐに頭角を現すとシュアな打撃で7年連続打率3割超え、2度の首位打者に輝くなど「韓国のイチロー」の異名でも知られている。

 韓国では7年間プレーし、通算884試合の出場でKBO歴代最高打率・340、65本塁打、515打点、581得点、69盗塁、OPS・898をマーク。昨季は2年連続となる首位打者打点王の2冠とMVPを獲得していた。今春のWBCにも韓国代表として出場。今シーズンは左足首のけがなどで86試合出場にとどまったが、打率・318を残し、デビューから7年連続で打率3割をクリア、走攻守を兼ね備えた大型外野手の去就が注目をめぐってはジャイアンツパドレスヤンキースなど複数球団が興味を示しているとされていたが、落札したのはジャイアンツだった。

 来季からどんな活躍を見せるのか、注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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