株式会社秋川牧園(山口市仁保下郷10317)は、グリーン購入ネットワーク(GPN)が主催する第24回グリーン購入大賞の農林水産特別部門において大賞を受賞いたしました。

グリーン購入大賞は、持続可能な調達(消費と生産)を通じたSDGs持続可能な開発目標)の目標達成、とりわけ、脱炭素社会の実現やサーキュラエコノミーの実現に寄与する取り組みを国内から募集し、表彰する制度で今年で24回目を迎える歴史あるコンテストのひとつです。今年度は、特別部門として農林水産分野で同様の活動に関して表彰する「農林水産特別部門」が制定されました。

授賞式にて/右:グリーン購入ネットワーク・梅田靖会長、左:秋川牧園 秋川牧園代表取締役社長

秋川牧園は、1972年の創業以来、たまごや鶏肉を中心とした生産から加工、消費者へのお届けを 自社で一貫して担っており、今回、その生産・加工の方法、お客様へのお届けに関する仕組みの構築、情報発信に関する点を評価いただき、受賞にいたりました。

   

秋川牧園のしくみ

    

■取り組みの概要

株式会社秋川牧園は、抗生物質を投与しない無投薬飼育や開放型鶏舎での飼育など、家畜にとって負荷の 少ない環境づくりに取り組んでおり、野菜の生産においては、畜産現場で発生した畜糞を用いた堆肥を活用 し、化学肥料や農薬に依存しない栽培を行っています。また、1972 年の創業当時より、主力の若鶏の余剰部位を活用した冷凍食品製造も自社でおこない、6 次産業化を実現しました。 こうした取り組みに加え、地域の農家と提携して鶏用の飼料用米を生産し、この米を食べて育った鶏の 糞から作られた堆肥を飼料用米の圃場に循環させています。また、直販事業や情報発信などにより消費者と のコミュニケーションにも力を入れ、安心・安全な食づくりに向けたサステナブルな農業を実践しています。

主力の若鶏生産

     

鶏肉を使用した加工品(冷凍食品)製造

■本審査員からの評価コメント

安全安心な食生活を目指して長年工夫を重ねられ、無投薬飼育、飼料用米生産、無農薬野菜栽培、加工品 製造、直販事業等を通じて持続可能な畜産業・農業・食品加工業を実現できている点は評価できる。特に、 地域の農家との連携で循環型農畜産業の実現、SNS を活用した消費者への情報発信と啓発により、着実に事 業を発展させている点は、今後の更なる事業拡大が期待できる。

■グリーン購入大賞とは

グリーン購入大賞は、環境や社会に配慮した製品やサービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として、1998年に創設しました。第24回グリーン購入大賞では、持続可能な調達(消費と生産)を通じたSDGsの目標達成、とりわけ、脱炭素社会やサーキュラエコノミーの実現に寄与する取り組みを募集し、審査を行いました。

また、特別部門では、持続可能な農林水産業の実現に向けた取り組みを対象とした「農林水産特別部門」を設けました。

秋川牧園では2024年1月から本格稼働をする自社宅配事業の新センターを活用し、さらに、全国への安心・安全でかつ、サステナブルな食をお届けし、消費者と生産者が一体となった未来にむけた食世界の発展に寄与してまいります。

2024年1月稼働開始する直販事業のセンター

秋川牧園について

 ■創業:1972年

 ■設立年月日:1979年5月25日

 ■株式上場:東証スタンダード

 ■従業員数(連結) 364名(2023年9月末現在)

 ■事業内容

  [生産卸売事業]鶏肉・鶏卵・牛乳・豚肉・牛乳・野菜の生産

          それらの素材を使用した冷凍食品・乳製品などの加工品製造・販売

  [直販事業]生産卸売事業において生産した製品および外部取引先より仕入れた商品を

        一般消費者に宅配の形態を中心として直接販売

 ■事業所:大阪センター 大阪市茨木市太田

 ■連結子会社:株式会社チキン食品(若鶏の一次処理)、有限会社菊川農場(若鶏飼育)

        有限会社篠目三谷(採卵鶏飼育)、有限会社むつみ牧場(乳牛飼育)

        株式会社ゆめファーム(野菜生産)

配信元企業:株式会社秋川牧園

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ