アーセナルのミケル・アルテタ監督が、PSV戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

12日、チャンピオンズリーグ(CL)グループB 第6節でアーセナルはアウェイでPSVと対戦した。

すでにグループステージの首位通過が決まっているアーセナル。先週末のリーグ戦から8名を変更する大胆なターンオーバーを見せると、それでもチームはしっかりと戦え、42分にエディ・エンケティアのゴールで先制する。

しかし、50分に追いつかれると、普段試合に出ていない選手では連携不足も目立ったほか、試合中に負傷者も出てしまい、準備していた3名の10代の選手は起用できず。それでも1-1のドローに終わった。

試合を振り返ったアルテタ監督は大胆なターンオーバーについて言及。良いシーンもあったが、難しい場面も生まれたとした。

「トップマッチだったが、我々は8名の変更を加えた。良い瞬間もあったが、特に良いチームに対するプレスのやり方において、我々の結束力やタイミングが欠けていた瞬間もあった」

「タイミングが合わなければ厄介なスペースを守らなければならず、何度かそうしなければならなかった。今夜は試合に負ける可能性もあった」

「しかし、現実を見ればとても良い瞬間もあった。全員の態度や行動、彼らの努力には本当に満足しており、最終的にはレオ(レアンドロ・トロサール)のチャンスとゴールが決まっていれば勝てたかもしれない。それは許されなかったがね」

また、起用を示唆していた18歳のDFリノ・ソウザ、18歳のDFロイエル・ウォルターズ、17歳のMFイーサン・ヌワネリはベンチに座ったままに終わったが、試合の展開から起用する余裕がなかったと振り返った。

「ここ2年間ほぼ負けていないチームに対し、すでに8選手も変更を加えた上で彼らを投入するというのは、適切な文脈ではないと思う。ただ、私はそうは思わず、ちょうど良いタイミングだと考え、試合がどう展開するかを見守り続けた」

「ただ、彼らにとっては荷が重すぎた。我々には小さな問題が3つあり、サブ組を入れなければならなかった。試合も戦いたかったので、余裕はなかった」

この試合ではデクラン・ライスが途中からセンターバックのポジションで出場。新たなオプションを試したことになったが「我々はバックラインが非常に不足しており、何かが起こったときにその状況をどのように解決するかを本当に試してみたかったし、それは本当に良かったと思う」とコメント。日本代表DF冨安健洋らディフェンス陣の離脱に備えたテストに手応えを感じたようだ。



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