先代アルヴェルに、大画面ナビを
アルパインから“車種専用設計”により開発された3モデルがリリースされ、プレス向け発表会で実際に触れることができた。今回は各モデルの興味深いポイントを詳しく紹介しよう。
【画像】30系アルファード/ヴェルファイヤ専用の大画面ナビ!【アルパイン新製品を見る】 全24枚
アルパインの車種専用11型大画面カーナビ「ビッグX11」の進化版ともいえる「ビッグX11アップグレード」が新登場。
ラインナップされるのは先代型アルファード/ヴェルファイア用だ。
純正ディスプレイオーディオ装着車専用モデル(2019年12月~2023年6月)と、オーディオレス仕様車専用モデル(2015年1月~2019年12月)があり、それぞれにDVD/CD/SDメカ搭載(地図更新3年3回無料権付帯)タイプとDVD/CD/SDメカ非搭載(地図更新3年目1回無料権付帯)タイプがある。
発売はDVD/CD/SDメカ搭載タイプが2024年1月中旬、DVD/CD/SDメカ非搭載タイプが2024年春の予定だ。
アルファード/ヴェルファイアは2019年のマイナーチェンジを境にディスプレイオーディオが標準装着となり、基本的には市販カーナビへの交換ができなくなった。
東海理化と開発 アップグレード版とは?
だが今回のモデルでは同社の直営ショップであるアルパインスタイルが得たノウハウをもとに、純正ディスプレイオーディオとビッグX11の“交換装着”を実現。
多くの後期型アルファード/ヴェルファイアユーザーが求めていたアルパインならではの高機能を手に入れられるようになったわけだ。
そして通常のビッグX11にはない“アップグレード”だけの機能として、東海理化との共同開発による国内市販初の「車両コントロール機能」を搭載。
タッチパネル上で純正機能であるオートエアコンの動作設定&画面表示を行えるうえ、スライドドア、バックドア、リアルーフなどの開閉操作も可能としている。
さらにドライバーごとに好みの設定を反映できる「パーソナライズ設定」を備え、シートポジションやブレーキホールド、エコモード、ストップ&スタートキャンセルを一括で変更できる。
三菱デリカミニ専用のビッグX
また、アルパインの車種専用大画面ナビ「ビッグX」にデリカミニ専用モデルがラインナップ。2024年1月の発売を予定している。
いちばんの注目はデリカミニの特徴的なフロント形状とカラーリングをイメージしたフロントパネルのデザイン。
同社のデリカD:5専用モデルともよく似ている。純正ナビよりもひと回り大きいうえに高精細な10型WXGAディスプレイを搭載し、DVD/CDの再生や「ワイヤレスCarPlay」の利用もできる。
純正マルチアラウンドモニターの映像表示にも対応する。
ハイエースのオーディオを改善「OPTM」
ハイエース専用OPTM(オプティム)システムは11月下旬より発売が開始されている。
システム構成は8チャンネルDSPパワーアンプ、4個のルーフスピーカー、2個のドアウーファで、コントロール用スマホアプリ(iPhone用)も用意されている。
お世辞にもよいとは言えないハイエースの純正オーディオ環境を大きく改善するもので、5cm口径のルーフスピーカーをフロントシートとセカンドシートの天井左右それぞれ埋め込み、純正フロントスピーカーとウーファを入れ替える。
運転席と助手席の間の足元にはスマホで音響チューニングができるDSPパワーアンプを搭載。純正リアスピーカーはそのまま使用する。インストールもきわめてスマートだ。
これにより走行中でも音楽がノイズに音がかき消されず臨場感あふれる中高音、迫力いっぱいの低音を存分に味わえるようになる。
しかもスマホを使って愛車に合わせたセッティング作業がユーザー自身で簡単に行え、イコライザーカーブを自分で変更して好みに合わせた音響カスタムにも対応している。
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