選考委員の窪美澄さん、東村アキコさん、柚木麻子さん、友近さんの強い支持を集めて「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞した上村裕香さんの最新作は、コロナ禍に大学に入学した女子大生が主人公です。上村さん自身、京都芸術大学に通う現役学生であり、その実体験からオンライン社会を生きるとはどういうことか? そして、人と出会うとはどういうことなのかが描かれています。コロナが社会にもたらした一つの側面を知る、貴重な作品と言えるでしょう。

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 https://www.bookbang.jp/yomyom/special/feature/kamimurayutaka/9075

・「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作 上村裕香「救われてんじゃねえよ」

 https://www.bookbang.jp/yomyom/special/feature/kamimurayutaka/9156

  • 上村裕香さんからのコメント

2020年度に大学に入学した世代から見たコロナ禍を書きました。
高校の卒業式と大学の入学式が中止になって、新入生は1か月放置され、やっと授業がはじまったと思ったら全面オンラインで、教員とも同級生ともオンラインでしか顔を合わせない……。そんな半年間を過ごした夏生ちゃんだからこそ見ることのできた世界の一面を、ぜひ読者のあなたにも見てほしいです。よろしくお願いします!

プロフィール

2000年佐賀県生まれ。京都芸術大学文芸表現学科2020年度入学、在学中。2022年に新潮社主催 第21回「女による女のためのR-18文学賞」において「救われてんじゃねえよ」で大賞受賞。

「yomyom(ヨムヨム)」は、「読む」ことの好きな人たちに向けて、「読む」楽しみをもっと拡げるための文芸誌です。2006年、新潮文庫発の文芸誌として創刊。2013年には姉妹誌として携帯・スマホ向けの「yomyom pocket」も創刊され、2017年に新潮社初のアプリでも読める文芸誌となりました。そしてこの度、WEBマガジンとしてリニューアルいたします。

12学科22コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。

芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。

住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116

学科編成:12学科22コース(美術工芸学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)

在籍者数:3,976名(芸術学部 正科生、2023年5月現在)

配信元企業:学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学

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