日韓共同で新たな歌姫を発掘する新オーディションプロジェクト「トロット・ガールズ・ジャパン」第2話が、ABEMA SPECIAL2チャンネルにて12月8日に無料放送された。

【写真】美空ひばりの「お祭りマンボ」を披露するキム・ソヒ

全話無料放送中の「トロット・ガールズ・ジャパン」は、現在、韓国で人気の音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組で、みごと優勝を勝ち取った参加者には、賞金1,000万円(+追加賞金)が用意されている。

12月8日放送の第2話では

12月8日放送の第2話では、1話に引き続き、54組57名の出場者をカテゴリー別に6つのグループに分類した予選ステージで、グループごとに登場し、ひとりずつ歌唱を披露する。審査員は、「この人の歌を次の審査でも聴きたい」と感じたら「ゴールデンブザー」にタッチし、全員が票を投じれば「オールイン」となり、その場で本戦進出が決まるが、全員の票がそろわなかった場合は、復活候補者となる。グループ全員の歌唱が終了したタイミングで、一般審査員(観客)による投票が行われ、復活候補者のなかから選ばれた1名が本戦に進出できる。

アーティスト活動歴が5年以上ある参加者によるグループ「スペシャリストガールズ」からは、韓国でアイドル活動をする、大型オーディション番組「PRODUCE 101」で最高順位6位を獲得したものの、デビューメンバーに入ることができなかったキム・ソヒが登場し、その時のくやしさをバネに、美空ひばりの「お祭りマンボ」をかわいらしいふりつけとともに披露した。そのままステージが進むかと思いきや、中盤に雰囲気が一変し、結んでいた髪をほどき、妖艶な歌い方と情熱的なパフォーマンスで会場を魅了した。審査員を務めるトレンディエンジェルの斎藤司も思わず「すごいな……」とコメントする。その後も続々と「ゴールデンブザー」を押す審査員が現れ、みごと「オールイン」を獲得した。

「オールイン」のうれしさから涙を見せるキム・ソヒに対し、特別審査員のKARAのホ・ヨンジは「実は私のほうが緊張して見ていました。一緒に活動したこともあるので。本当にいつもがんばってるし、上手なので、このようなステージを見せてくれて、本当にありがとう。これからも期待しています」とエールを送った。

審査員の音楽プロデューサーの鎌田俊哉は、パフォーマンス後に立ちあがって拍手を送り、「こんなにむずかしい曲、ふつうは日本人でも選ばない。違う国に来て、いちばんむずかしい曲を選んで、この状況でできるって、韓国の方のエンターテイメントはすごい。感動した」とキム・ソヒのパフォーマンスを絶賛した。

■19歳の陽真

続いてのYouTubeやTikTokなど配信を中心に歌の活動をしている出場者がそろう「ストリーミングガールズ」では、YouTubeに昭和歌謡などのカバー動画を300本以上投稿している、シンガーソングライターの19歳の陽真は、活動開始からわずか3年にもかかわらず、TikTokのフォロワー数は4万人超える注目のルーキーで、澤田知可子のヒット曲「会いたい」をすきとおるような歌声で熱唱すると、パフォーマンス後に審査員長の松崎しげるがラストひとつの「ゴールデンブザー」をタッチし、みごと「オールイン」を獲得する。

松崎は「最後の一滴まで聴いていたい歌でした」と絶賛し、「澤田さんとは違い、いちばん低いところに彼女はウィスパーを持ってくるんですよ。たまらなくすてきでした」と解説すると、うれしさのあまり涙を流す陽真は「この曲は私とおばあちゃんの思い出の曲でもあるので、それをちゃんと届けることができて、今、すごくうれしいです」と喜びを語っていた。

第2話が放送された「トロット・ガールズ・ジャパン」/(C)トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会