達人はこうしている! なぜか街なかの運転がヘタな人が実践すべき5つのポイント

この記事をまとめると

■街なかでスムースに運転するためのコツを紹介

■車間距離、先の信号機、路上駐車などまわりをよく見て運転することを心がけたい

■5つのコツをを意識すれば街なかをスムーズに走れるきっかけとなる

街なかでの運転が苦手だったら見直すべきこと

 運転はそれなりに好きだし、高速道路だと快適に走れる気がするけど、どうも街なかだとギクシャクしてしまい、スムースにいかないことが多いなぁ、と感じている人はいませんか?

 もしかするとそれは、街なかをスムースに走るための5つのポイントをしっかり実践できていないのかもしれません。高速道路と違って、街なかには歩行者自転車がいて頻繁に信号のある交差点があり、路上駐車や右折車両にも遭遇するものです。そんななかで、思い通りにスムースに走行するのには、次の5つのポイントを押さえて運転することが大切です。

 まずひとつめは、車間距離をしっかり確保すること。もし、街なかを走っているときに前走車のリヤバンパーナンバープレートまでしか見えていないような視界では、車間距離を詰めすぎているといえます。前走車に近づいて走っていると、ブレーキや車線変更、合流などすべての運転が余裕をもってできず、ギクシャクしてしまいます。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

 速度が40km/hでも、ブレーキを踏んでから停止するまでには22m以上の距離が必要になるので、前走車のブレーキランプが点灯したら瞬時に自分もブレーキを踏まなければぶつかってしまうくらい、常に緊張感をもって運転しなければならず、これでは疲れるし危険ですね。

 理想的な車間距離は、電柱や看板など目印を決めて、前走車がその横を通過してから2秒後に自分が通過するくらいの距離といわれています。できる限り、車間距離に余裕を持って走行するようにしましょう。

 ふたつめは、前方の信号が変わるタイミングを先読みし、早めに減速すること。車道用の信号機を確認するのはもちろんなのですが、前走車が背の高いトラックやミニバンだったりすると、遠くから確認できない場合もあるものです。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

 そんなときに、わからないままアクセルを踏んでいると、急に前走車が減速して慌ててしまうことも。急ブレーキを踏むと同乗者を不安にさせてしまいますし、後続車に追突されるリスクも高まってしまいます。

 そんなときは、車道用の信号機だけでなく、歩道側にある横断歩道信号機も確認しておくのがおすすめです。歩行者用の信号機がグリーンから赤に変わると、その数秒後に車道の信号機が変わり始めることが多いので、もし歩行者用の信号機が赤になっていたら、すぐに車道の信号機も変わるのだと予測できるというわけです。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

 あらかじめわかっていれば、心に余裕をもって減速できると思います。

まわりをよく見て無理はしないことも重要

 3つめは、路上駐車の車両を事前に把握して、あらかじめ車線変更したり、タイミングを見てやり過ごしたりすること。駐車禁止の取り締まりが厳しくなってから、一時に比べて路上駐車はグッと減りましたが、ほとぼりが冷めてまた増えてきた地域があったり、配送などでどうしても停めなければならない車両があったり、残念ながら完全になくなることはないでしょう。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

 なるべく手前から、前方に路上駐車車両がないかどうかを常にチェックしておいて、見つけたらどのように回避するかを素早く判断。車線変更が必要なら、余裕を持って車線を移っておくことと、避けるだけでも済みそうなら、対向車や二輪車、キックボード自転車などとバッティングしないタイミングを見計らって、速やかに回避するとスマートです。

 4つめは、同じく事前にチェックしておいて回避することが必要な、右折待ちの車両をいかに早く見つけるか。右折車線がある交差点ならいいですが、そうでない場合は車線変更をすべきか、しなくても回避できるのか、はたまた停止しなければならないのか、なるべく手前から検討して準備し、実践することが大切です。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

 また、右折車線がある交差点では、直進したいのに間違って右折車線に入らないよう、注意が必要です。

 5つめは、苦手な人も多い合流でモタモタしないようにすること。側道からバイパスの本線に入るなど、市街地でも合流地点はたくさんあります。これが上手にできないという人は、多くの場合、入ろうとする車線を走ってくるクルマの「前」にスペースを見つけて入ろうとしています。

 でもそれだと、走ってくるクルマのほうが速度が速いわけですから、いくらスペースが空いていてもあっという間に追いつかれてしまい、余計に早くしなきゃと焦ったり、ギクシャクしてしまうというわけです。無理に前に入ってしまうと、走ってきたクルマにブレーキを踏ませてしまうことになり、これが煽り運転の原因にもなってしまいますので要注意。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

 合流では本線を走ってくるクルマの「前」に入ろうとするよりも、やり過ごしてから「後ろ」についていくようなイメージで本線に入ると、焦る必要がなくスムースに入ることができると思います。

 ということで、街なかでどうもスムースに走れないという人には、こんな原因がありました。自分で思い当たるという人は、この5つのポイントを意識して走ってみてくださいね。

街なかをスムースに走るための5つのコツ

達人はこうしている! なぜか街なかの運転がヘタな人が実践すべき5つのポイント