フリーアナウンサーの有働由美子さんが2018年からメインキャスターを務めている、情報番組『news zero』(日本テレビ系)。

2023年12月14日、有働アナがメインキャスターを卒業することが発表されました。

有働由美子アナが『news zero』司会を卒業へ

2024年3月をもって、長年担当した『news zero』のメインキャスターを卒業することを明かした、有働アナ。

後任は、日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが担当することも、同時に発表されました。

約5年もの間、同番組に出演してきた有働アナは、このように想いを明かしています。

2018年にNHKを辞めてから民放で初めて仕事をさせていただいたのがnews zeroでした。特に印象的なのは、戦地ウクライナでの取材です。

国の正義のために死を覚悟すべきか、一つ限りの命を自分のために生きるべきか、悩み苦しむ市民の様々な本音を聞きました。戦争というのは始まってしまえば、いや戦争に向かい始めたら、止めるのは非常に難しくなる。平時の報道の大切さを心深く刻みました。

私がnews zeroを担当したこの5年あまりの間、取材先や現場で驚くほどたくさんの若い視聴者の方々にzeroを見てもらえている実感があり、その声から私自身が新しい視点や刺激をもらっていました。

そして気づけば現在54歳!次の新たなことにチャレンジする時は今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたびnews zeroが快く送り出してくれることになりました。

実績と安定の藤井貴彦アナウンサーにしっかりとバトンを渡せるよう残されたnews zeroの時間をスタッフ、出演者とともに全力で走り切ります!

どうぞ引き続き、今夜もnews zeroにお付き合いください。

サンケイスポーツ ーより引用

5年という歳月をともに歩んできた『news zero』は、有働アナにとって、人生に大きな影響を与えた存在なのでしょう。

これまでを振り返るメッセージからは、有働アナのアナウンサーという仕事に対する熱意や、番組作りへの想いが伝わってきます。

有働アナの想いを引き継ぎ、メインキャスターの後任を務める藤井アナも、コメントを発表しました。

このたび、有働キャスターからバトンを受けnews zeroを担当することになりました。

この先もevery.で皆さんにお会いしたいと思っていましたが、新たな一歩を踏み出すことにしました。

今回、期せずして目の前に道が広がりましたが、有働さんからバトンを受ける来年4月は私にとって、アナウンサー生活30年の節目となりますし、news every.も15年目のスタートを迎えます。これはまさに「転機」なのではないかと考え、大役ではありますが舞台をzeroに移すことに決めました。

一方で、私にとってnews every.での日々はあと3ヶ月。ご覧いただいている皆様への感謝をぎっしり詰め込んでnews every.をお届けします。引き続きよろしくお願いいたします。

サンケイスポーツ ーより引用

news zero』を卒業する有働アナに、ネットでは多くの人から「本当にお疲れさまでした」と感謝する声が。

また、これまでの藤井アナの活躍を見てきた人からは、「彼なら安心して後任を任せられる」「楽しみです」といった期待の声も上がっています。

きっと、有働アナの想いを受け継いだ上で、藤井アナは新しい形の『news zero』を届けてくれるでしょう!


[文・構成/grape編集部]

出典
サンケイスポーツ