ナイツ・塙宣之

お笑いコンビ・ナイツ塙宣之が13日、YouTubeチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』を更新。来年3月末での発表を解散した人気お笑いコンビ・和牛について見解を語った。

 

■水田の遅刻がきっかけに

和牛の川西賢志郎と水田信二は12日よる、所属する吉本興業の公式サイトを通じ、来年3月末で解散することを発表

解散に至った理由の一つとして、水田による度重なる遅刻をきっかけに、漫才への取り組み方に差を感じるようになっていたことが挙げられている。

 

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■「どっちが悪いとかはない」

塙は川西とトークライブを開催するなど親交があり、和牛の解散発表に「(漫才を)一生やるようなタイプだと思ってた」とかなりショックを受けた様子。

遅刻が原因となったことに、「どっちが悪いとかはないんじゃない」としつつ、「『舞台の上で面白けりゃいいじゃねえか、遅刻も全てネタにすればいいじゃねえか』みたいな、そういう時代でもないのかもね」と述べる。

 

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■不祥事を笑いに変えるスタイルは…

続けて、「やすし・きよし師匠みたいに、それこそ捕まっちゃって、漫才して、それをまた舞台で笑いに変えちゃったりとか、それも漫才師とか芸人のいいところなのかなって思ったりもするんだけど、川西くんからすると『もうちょっとそこは、ちゃんとやろうぜ』ってところはあったのかもしれない」と思いを馳せる。

「これから水田くんも、川西くんも頑張ってもらいたいという思いでいっぱいです。川西くんともライブもやりたいし」とエールを送った。

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■“最後の破滅型天才芸人”

「横山やすし・西川きよし」は、西川きよしと故・横山やすしさんが1966年に結成したコンビで、1980年代の漫才ブームで爆発的な人気を博した。

しかしその一方で、真面目な性格で後に参議院議員も務めた西川と対照的に、横山さんは傷害や無免許運転、酒気帯び運転、暴言など不祥事が度重なった。謹慎と復帰を繰り返していたが、最終的には吉本興業が契約を解除し、コンビも1989年を最後に事実上解散状態となった。

横山さんは、ステージでのキャラクターそのままの破れかぶれのような生き様を貫いたことから、「最後の破滅型天才芸人」ともいわれていた。

 

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■「楽しみ方が違ったのかも」

塙は13日放送のラジオ番組『ナイツ・ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)の中でも和牛の解散に言及。

水田の遅刻癖に「究極、やすきよ師匠みたいに、それがすべて笑いになるのも面白いけどね。最強の時事ネタなところがあるから。そこをどうやって漫才を作るかが楽しい」としつつ、「楽しみ方が違ったのかも」と指摘。土屋伸之も、「楽しくなくなったらキツいよね」とうなずいていた。

 

■和牛の解散について言及

ナイツ・塙宣之、ミスや失敗を笑いにする芸は「時代じゃないのかも」 “遅刻”が原因の和牛解散に私見