マンチェスター・ユナイテッドフランス代表DFラファエルヴァラン(30)。その去就が急速に注目され始めている。

レアル・マドリー時代の欧州制覇4回、フランス代表としてロシアワールドカップ(W杯)制覇などなど、当代屈指のタイトルホルダーDFとなっているヴァラン。しかし、ユナイテッドではリーグ戦の直近4試合で出番がない。

2021-22シーズンの加入から契約は2024年6月までとなっており、出番減少の現状を受け、来年1月の売却、また来夏のフリー退団が噂されている状況。イギリス『90min』いわく、ユナイテッドは今のところ、1年間の延長オプションを行使するつもりがないという。

また、来夏はヴァランと同胞の元フランス代表FWアントニー・マルシャル(28)も契約満了になる見通しだが、最終ラインに目を向けると、スウェーデン代表DFヴィクトル・リンデロフ(29)、イングランド人DFアーロン・ワン=ビサカ(26)も来夏で契約満了となる。

リンデロフとワン=ビサカもヴァラン同様、ユナイテッドが1年間の延長オプションを保有しており、どちらもこれの行使がポジティブに議論されている模様。ただ、“ボスマン・プレーヤー”の他クラブとの契約交渉が解禁される来年1月を目前に控え、どちらも最終決定が下されていないとのことだ。

さらに、今季8年ぶりにユナイテッド復帰の北アイルランド代表DFジョニーエバンス(35)も1年契約のため、このまま行けば来夏で契約満了に。元スペイン代表DFセルヒオ・レギロン(26)もトッテナムからのレンタル加入選手である。

センターバックのヴァラン、リンデロフ、エヴァンス、右サイドバックのワン=ビサカ、左サイドバックのレギロン…仮にも全員が退団するようならユナイテッドの最終ラインは来季から大幅再編されることに。

5選手揃って退団というのは現実的ではないだろうが、いずれにせよ、チームとして不安定なパフォーマンスが続く今季を考えれば、上層部は来年1月、または来夏で最終ラインのテコ入れに動くことだろう。