ガーナカカオ産地で活動を続ける認定NPO法人ACEは、「ANIDASOƆ − アニダソ」を2023年12月11日
ら数量限定発売します。ACEが支援するガーナの村で収穫された、児童労働のないカカオを使用。一枚購入する
だけで、消費者がカカオ農家へ500円の支援ができる、日本初の画期的なチョコレートです。さらにカカオ生産
地からのサプライチェーンをすべて見える化。専門家や企業の協力で、デザインが美しく美味しいチョコレートに
なりました。

<「希望」という名のチョコレート>

「ANIDASOƆ − アニダソ」は、ガーナのチュイ語で「希望」です。児童労働からひとりでも多くの子どもが解放され、ガーナカカオ産地の子どもに「希望」の光が輝くように。味わう人の「希望」も叶うように。そんな願いを込めました。

※自団体の支援活動を通じて児童労働を予防・是正する仕組みを導入した地域で生産されたカカオを使用し、ブロックチェーンでサプライチェーンのトレーサビリティーを高めたチョコレートをNGOとして日本で初めて商品化(2023年12月自社調べ)

<アニダソチョコレート 3つの特徴>

  1. サステナブル持続可能):ACEが2009年から実施する「スマイルガーナ プロジェクト」により、児童労働をなくす仕組みを取り入れたエリアのカカオを使用。チョコレートの価格のうち、500 円が寄付金となり、ACEの児童労働をなくすための活動に使われます。

    ※ 500円で子ども1人の半月分の給食費、5,000円で子ども5人の1か月分の給食費になります。

  2. オリジナル(透明性):(株)UPDATERの協力・協賛により、製品のサプライチェーンをたどれるブロックチェーン技術「TADORi CHAiN - Tsunagu β」を搭載。カカオ生産地までの全てのサプライチェーンを閲覧できるチョコレートです。消費者は製品パッケージのQRコードから、「ANIDASOƆ − アニダソ特設サイト」経由で「TADORi CHAiN - Tsunagu β」のウェブサイト(https://updater-blockchain.jp/tsunagu/anidaso)にアクセスできます。

  3. デリシャス(美しさと美味さ):チョコレートジャーナリストの市川歩美氏がプロデュース・監修し、チョコレート製造メーカー(株)クラウン製菓の鶴田絹氏が協力。専門家が試食とデザインの試作を繰り返し、美味しさと美しさを両立させました。日本の八丁味噌を隠し味に、カカオ分の高い美味しいミルクチョコレートに仕上がりました。

<関係各者のコメント>

「ANIDASOƆ − アニダソ」の画期的な仕組みは、ACEの活動に賛同する企業、専門家による協賛・協力(作業の

提供)より実現しています。

(株)立花商店 取締役 東京支店長 生田渉氏(支援地のカカオ調達、加工に協力)

アニダソ(希望)は正に25年間のACEの活動の根本であり、NGOとしての成長の軌跡を表すにふさわしい言葉です。トレーサブルなカカオの調達がまだとても難しかった頃、ACEの活動地からカカオを調達するために、ガーナで苦労した事を思い出しました。そんな想いも一緒に、是非このチョコレートをたくさんの方に手に取って頂きたいです。

(株)クラウン製菓 取締役 工場長 鶴田絹氏(商品企画、製造に協力)

ACEと出会ってから13年。ガーナカカオ農園での児童労働撤廃のための活動を応援しつつ、カカオ豆調達や原料の加工品製造などの協力を行ってきました。この設立25周年という記念すべき時に支援地産のカカオを使ったオリジナルチョコレートを作り上げることができてとても嬉しいです。このチョコにはACEとACEをサポートして世界を変えたいと思っている私達の想いと願いが込められています。是非お楽しみください。

(株)UPDATER 代表取締役 大石英司氏(ブロックチェーン技術の提供、協賛)

私たちが暮らしで購入するものは「顔の見えない」ものが多く、その中には児童労働や労働搾取、環境破壊などに繋がるものも含まれます。ACEは25年に渡り、児童労働の問題に取り組んできました。弊社からカカオ産地を証明するためのブロックチェーン技術を提供した本取り組みが契機となり、「誰も取り残さない」さらなる産業の健全性に繋がることを祈念しております。

チョコレートジャーナリスト 市川歩美氏(商品企画、プロデュース・監修作業を提供)

ガーナで現地取材して、私はショックを受けました。私たちはチョコレートで幸せになっているのに、多くのカカオ農家の生活は困窮し、子どもが学校へ行けず農家の重労働を手伝わざるを得ないのです。この状況をガーナ政府とともに改善し続ける ACE と、日本のために、カカオを栽培してくださる農家のみなさんを心からリスペクトしています。このチョコレートでカカオ産地への愛を日本から届けましょう。

<児童労働の現状>

ガーナのカカオ農園で児童労働に携わる子ども

児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のことを指します。日本がカカオの約7割を輸入するガーナでは、カカオの収穫や運搬などの農作業に従事する児童労働者の数は77万人。そのうち農薬散布などの危険有害労働に従事する子どもは71万人(92%)です。(2020年シカゴ大学NORC調査報告書より)

※ ACEは、カカオ生産地の子どもを危険な児童労働から保護し、就学を徹底することを目的とした支援活動「スマイルガーナ プロジェクト」を2009年から行っています。

<ACEにより13才の時に児童労働から救われ、今年大学を卒業したゴッドフレッドさんのコメント>

カカオ農家に生まれて、子どもの時から農家の人たちがたくさんの困難に直面しているのを私自身も見てきました。政府の支援も得られない中で、子どもを学校に通わせることができないのです。カカオ農家への支援が増えることで、子どもたちの教育も充実させることができます。このチョコレートをより多くの消費者が買うことによって、児童労働に立ち向かうための資金がたくさん集まることを願っています。

<ACE副代表/共同創業者、チョコレートプロジェクトリーダー 白木朋子のコメント>

ACE副代表・共同創業者 白木朋子(左)ゴッドフレッドさん(右)

たくさんの方々のご協力によって、ガーナの子どもたちやカカオ農家の支援になり、サプライチェーンの透明性も確保したオリジナルなチョコレートが実現しました。とてもうれしいです。カカオ生産の児童労働解決への道のりはまだ遠く、多くの支援が必要です。支援金は私達が責任を持って子どもたちのために使います。希望のチョコレートを味わいながら、ぜひ応援してください!

<商品情報> 「ANIDASOƆ − アニダソ」

※「ANIDASOƆ − アニダソ」は、ガーナのTwi(チュイ)語の表記です。

※ 販売情報は、「ANIDASOƆ − アニダソ」特設サイト(https://25th.acejapan.org/choco/)で随時掲載。

※「ANIDASOƆ − アニダソ」は国際フェアトレード認証を取得しています。

<c7h8n4o2(チョコガカリ)コメント>

10年ほど前にガーナカカオ農園を訪問したことを今でも鮮明に思い出します。

私の心に残っているのは、村の子供たちのキラキラとした笑顔とたくさんの明るい太陽の光です。販売店としてこのチョコレートをお取り扱いさせていただけることがとても嬉しいです。支援といってもなかなかぴんとこないことが多いですが、「1枚購入すると500円ガーナへ寄付される」というとても分かりやすい仕組みが素晴らしいと思います。このチョコレートが中心となって、関わる全ての人たちの未来が明るくつながっていけますように。

<認定NPO法人ACE(エース)について>

ACE(エース)は、子どもの権利保護および、児童労働の撤廃と予防に取り組むNGOです。ガーナカカオ生産地で危険な労働から子どもたちを守り、日本で児童労働の問題を伝える活動のほか、日本政府、ガーナ政府、日本のチョコレート企業への提言活動を行っています。インド人の人権活動家カイラシュ・サティヤルティ氏(2014年ノーベル平和賞を受賞)の呼びかけにより、1998年に世界103カ国で行われた「児童労働に反対するグローバルマーチ」を日本で実施するため、1997年に学生5人でACEを設立しました。2022年から2023年までの間、設立25周年事業を展開しています。

2023年3月、第6回ジャパンSDGsアワードにおいて、国際NGOとして初のSDGs推進本部長内閣総理大臣)賞を受賞。

<プレスリリースPDF版はこちら>

https://acejapan.org/wp/wp-content/uploads/2023/12/PressRelease_20231211.pdf

配信元企業:特定非営利活動法人ACE

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