俳優の市原隼人が、12月14日に都内で開催された「日本中小企業大賞 2023」授賞式に出席。「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」アンバサダーであるウエンツ瑛士、小雪、紗栄子、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)永作博美、藤原紀香、前田敦子溝端淳平と共にプレゼンターを務め、トークセッションでは“今年の漢字一文字”を発表した。

【写真】田村淳、市原隼人ら中小企業を応援するアンバサダーたち9人の集合ショット

■「日本中小企業大賞」今年は8部門で表彰

2021年1月13日に発足した「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」は、「株式会社中小企業のチカラ」が参画企業と共に日本経済活性化に向けて活動してきた。

この度行われた「日本中小企業大賞 2023」授賞式では、中小企業ならではの機動力、発想力、決断力、行動力といったメリットを生かし、自社や業界全体の推進力を高めて、結果を残した企業をベストプランニング賞 事業成長率部門、ベストプランニング賞 事業プランニング部門、新規チャレンジ賞 市場開拓部門、新規チャレンジ賞 ユニークビジネス部門、スゴイ社員賞 企業推薦部門、スゴイ社員賞 自薦部門、働き方改革賞、SDGs賞の8部門で表彰。その8部門の最優秀賞の中から、岡山を拠点に創業100年以上の歴史を誇る「株式会社WORK SMILE LABO」がMVPに選ばれ、プレゼンターの田村から花束を贈呈された。

その後プレゼンター9人によるトークセッションでは、2023年締めくくりの12月ということで、この時期ならではの「今年の漢字一文字」をそれぞれ発表することに。市原は試合や試練などの言葉にも使われる「試」という文字を披露した。

その意味については「私は生涯未完成であり、日々を通過点とすることが目標です。今年も芝居の中で意識が飛ぶほどに燃え尽きたり、現在は歌舞伎の世界に弟子入りしまして、全くやったことがない所作や三味線の稽古事に毎日埋没しながら、毎日心を折られております」と役作りで歌舞伎の重鎮に弟子入りし、連日難しい稽古に勤しんでいることを明かす。

そしてその上で「努力に裏切られても上等だと、そんな思いを持ち、“為せば成る”という言葉を信じています。いろんなことに挑戦しながら、“自分を試す”ことを繰り返していく。言葉を選ばず、誤解を恐れずに言えば、燃え尽きるような芝居の中で死ねたら本望です」と言葉に込めた思いと、芝居に対する熱い思いを吐露した。

市原の言葉に圧倒される会場の空気を察知し、ちょっと照れくさそうに笑みをこぼしつつ「今年1年本当に大変お世話になりました。今年1年本当にお疲れさまです。いつどんなときも応援しています。ちょっと早いんですけど、よいクリスマスを、と、よいお年をお迎えください」と締めくくると、会場中から大きな拍手が送られていた。

その他、小雪が「跳」、永作が「再」、前田が「形」、田村が「辞」、ウエンツが「外」、藤原が「翔」、紗栄子が「繋」、溝端が「暁」とそれぞれ理由とともに発表した。

■田村「これからも一緒に中小企業を盛り上げていきたい」

あらためてプレゼンターを代表して、田村は「地方創生を叫ばれている中で、皆さんの力なくして地方創生はないと思います。日本が元気を取り戻す意味も込めて、こういうアワードをいろんな人に見てもらって、中小企業が活気づく、そういう場所に来られたことがうれしいですし、僕たちアンバサダーもこれからも皆さんと協力して一緒に中小企業を盛り上げていきたいと思います。皆さん本日はおめでとうございます!」と、日本の未来を担う中小企業の方々にメッセージを送った。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)

市原隼人/※ザテレビジョン撮影