ホントに橋が少なかったので……。

「富士川かりがね橋」3月開通

静岡県は2023年12月13日富士市を流れる富士川で整備を進めてきた「富士川かりがね橋」が2024年3月9日(土)に開通すると発表しました。

同橋は富士市の平野部の北側、県道富士由比線バイパス富士市岩本~木島)の橋として開通します。東名高速よりも北側、平野部の終端に当たる箇所です。開通延長は約1200m、うち橋梁部は742mとなります。別途、橋の両側でアクセス道路の整備や狭い箇所の改良も行われています。

西岸で接続する県道富士川身延線は、東名高速の富士川スマートIC(富士川SA)に接続しており、同スマートIC富士市街地を結ぶ新たなアクセス路にもなります。

富士川河口から富士宮市境までは8km近くありますが、そのなかで一般道の橋は現状、2本しかありません。ひとつは下流の国道1号バイパスの「新富士川橋」、もうひとつは、より市街地に近い県道富士由比線(旧国道1号)の「富士川橋」です。特に、交通容量オーバーとなっている後者の渋滞緩和を目的としています。

これまでは、国道1号バイパス通行止めになると市内が大渋滞になることもありました。新しい橋はまず「富士川橋の渋滞緩和」そして「富士川東西の交流促進」「災害時の緊急輸送路の補完」といった効果が挙げられています。

旧国道1号にあたる富士川橋西岸の渋滞状況。北側に新たな橋が開通する(画像:静岡県)。