DAZN』で毎週木曜日に更新されている「内田篤人FOOTBALL TIME」。

14日に公開された今回は、ロサンゼルスギャラクシープレーしている元日本代表DF吉田麻也がゲスト出演。Jリーグ選手会の会長も務めている彼が様々なことについてトークした。

そして、その中で現在吉田麻也Jリーグ選手会が取り組んでいる指導者ライセンスの問題について話が及ぶと…。

――吉田麻也が言いたいこと、最後の一つは?

吉田「コーチングライセンスのこと、これはまだアイデア段階なんだけど。

小野伸二さんを例に出しましょう。44歳で引退しました。伸二さんくらいのキャリアがある人は、すぐに監督をやったほうが絶対にプラスになる。

でもライセンスというのがどうしても時間がかかる。現役のうちに取っておいたほうがいい。それをC級から現役中に取っていくのは大変じゃないですか。

だからリーグアカデミーのカリキュラムで、高校1年生から3年生の間にC級、もしくはB級まで取れるようなシステムを作って、現役のときはA級をオフのときにちょっとずつやって取る。引退したらすぐにS級をとって、2年後には監督ができる。

今はサッカー選手としての寿命がどんどん伸びていて、それに伴ってコーチのキャリアのスタートが遅くなっている。その分をここで縮小しようと。

アカデミーにいる間に、B級までいかなくてもC級までは必ず取るようにすれば、仮にプロにならなくても一定のレベルの指導能力を持った人が街のクラブに行く。

俺らの時ってさ、サッカー好きのおっさんボランティアで教えてくれるみたいな感じだったじゃん。そのクオリティが一定の基準まで上がる。

僕は『良い指導者の下で良い選手が生まれる』と思ってるので、そうすることで日本全体のレベルも上がると思う。もちろん高体連も含めて全部そうできればいいんですけど、まずはJリーグアカデミーからやろうと。

ただ、そうなると(ライセンス講習の)インストラクターの数も必要になってくるという問題はあるんですけどね」

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吉田麻也いわく、イングランドではアカデミーの段階でUEFAのB級ライセンスにあたるFAレベル3までは取得できるようになっているとのこと。 

「引退から2年後にはJの監督に…」吉田麻也の「ライセンス改革案」とは?