トルコサッカー連盟(TFF)は14日、主審を殴ったアンカラギュジュのファルク・コジャ会長への処分を発表した。

事件は11日に行われたスュペル・リグ第15節のアンカラギュジュvsチャイクル・リゼスポルの一戦。試合は1-1のドローに終わったが、試合終了直後に事件が発生。ハーフウェイライン付近にいた審判団に対し、アンカラギュジュのコジャ長が猛然とダッシュ。そのままハリル・ウムット・メレル主審の左頬にパンチを浴びせた。さらに、地面に倒れた主審を蹴る人物もいた。

これまで判定への不満を口にするファン・サポーターや選手、監督、会長などはいたが、まさかのクラブ関係者が暴行に出るという衝撃の事件。各方面から批判を受ける事態となった中、TFFは処分を発表した。

会長には、審判への暴行や脅迫などの行為で、永久追放。また、クラブに対してもホーム5試合の無観客試合の処分が下され、200万トルコリラ(約975万円)の罰金処分が下された。

その他にも、クラブの役員や試合に出場していない選手などは無断でのピッチ侵入などで多くの人物が処分を受けている。

なお、殴られたメラー主審は左目付近の骨折などで数日入院していたが退院している。