オンライン動画配信サービスHulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「ハピネスバトル」。第13話では、スビン(イ・ジェヨン)に疑いの目を向けるミホ(イエル)が、ジョンア(チン・ソヨン)の弟・ジョンシク(ソ・ビョクジュン)に話を聞こうとするも、ジョンアが邪魔に入る。そしてジョンアが“ジエ(ウ・ジョンウォン)の行動が怪しい”と告げたことで、ミホはジエを尾行するのだが…。謎が深まる第13話を考察と共に振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

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■「ハピネスバトル」とは

本作は、現代の闇をテーマに“ママ友同士のSNSバトル”と“主婦の謎の死の真相”を描く韓国のサスペンススリラー。ある日、高級マンション「ハイ・プレステージ」のベランダで主婦・ユジンが遺体で発見される。そして彼女の妹・ミホは、ユジンが生前にママ友たちと「自分がいかに幸せなのか」をSNSで競い合っていたことに気づき、ユジンと彼女たちの“誰にも知られたくない秘密”も少しずつ明らかになっていく――。

主人公のチャン・ミホ役を「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイエルが務め、ママ友たちのカリスマリーダー、ソン・ジョンア役をチン・ソヨンが、キュートなルックスで人気を集めるインフルエンサーのキム・ナヨン役をチャ・イェリョンが、完璧な専業主婦オ・ユジン役をパク・ヒョジュが、ワーキングマザーのファン・ジエ役をウ・ジョンウォンが演じる。

■スビンを疑うミホに対して“ジエの行動が怪しい”と指摘するジョンア

前話のラストでは、ドジュンから「俺がユジンを刺しました」という発言が飛び出したものの、第13話の冒頭でドジュンは“酔った勢いでふざけた”とはぐらかす。もしそうだとしても「動機や証拠がなければ疑われない」と言うドジュンに、テホは「不起訴になっても、誰かが手がかりをつかむこともある」と釘を刺すのだった。

一方ミホは、SNSの書き込みでたどり着いたジョンアの弟・ジョンシクから、スビンについての情報を聞き出すために会う約束を取り付ける。ジョンシクはミホの質問をはぐらかしつつ「スビンにはユジンを殺すだけの秘密がある」と伝えるのだが、ジョンアの妨害によって、それ以上の話は聞き出せなくなってしまう。

そしてスビンに疑いの目を向けるミホに対して、ジョンアは“ジエがスビンを目撃したと言ったが、スビンは反対のことを言った”と主張。ジエは家を買うために無理してローンを組み、ソンヒに家を売ろうとまでしているのに、最近ではブランド品に身を包み贅沢三昧であることを伝え、どちらが疑わしいか考え直すようミホを説得する。

ジョンアの言葉を聞いてどちらを疑うべきか悩むミホだったが、結局ジエの尾行を決意。そしてジエがホテルの一室に入った瞬間一緒に滑り込むと、そこにはドジュンの姿があった。突然乱入したミホに驚きながらも、ドジュンはジエが犯人だと告げる。するとジエは「嘘つき、全部見てたのよ」と反論。そんなジエに、ドジュンは「ここで全部バラそうか」と脅しをかけるのだった。

■スビンの事件当日の行動がついに判明…

ジュンの犯行を目撃していたジエは、ドジュンが病院で目覚めた時に病室を訪れ、黙っているかわりにお金を要求しようとしていた。しかし、ドジュンに“通報していないのだから共犯だ”と言われ、「アレは私が持っている」と意味深な発言をしていたのだった。

一方、スビンの事件当日の行動も判明する。ジョンシクによると、スビンはユジンに思いを寄せて追いかけていたようで、事件当日はユジンに気持ちを伝えるために駐車場で待っていたというのだ。しかしホストクラブで働いていたことをユジンに突き止められ、ジョンアに黙っていてほしいと懇願しているうちに、気持ちを弄ばれてしまったとのことだった。真実が明かされ、泣いて謝るスビンを、ジョンアは何とも言えない表情で受け止めていた。

そして、第13話のラストシーンでは、ユジンが隠していた秘密も発覚。ジユルの絵に描かれていた天使は、ユジンが「天使ちゃん」と呼んでいた“もう一人の娘”であることが判明するのだった――。

■共犯的な立ち位置のジエはドジュンに弱みを握られている?

冗談めかしてテホに「俺がユジンを刺した」と言っていたドジュンが、実際に犯人であったことが発覚するという怒涛の展開を見せた第13話。また、ミホに寄り添っているかのような態度を見せていたジエが、ドジュンの共犯的な立ち位置であったことも発覚した。

しかし共犯とはいえ、ドジュンに脅されている様子も見られたジエ。あの手この手でミホを陥れようとしてきたドジュンを振り返れば、ジエも何らかの弱みを握られたことによってやむを得ず従っている部分もあると考えられる。

そして、新たに発覚したユジンの娘の存在も謎を呼ぶこととなる。ジエは“ジユルの絵が証拠だ”と口にしていたため、彼女はもともと“もう一人の娘”の存在を知っていたのかもしれない。

新たな事実が発覚したことにより、次々と浮上する新たな疑問。今後、ドジュンとジエがミホに対してどのような行動を仕掛けてくるのか注意深く見守るとともに、新たに発覚した謎の真相についても注視していきたい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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