満島真之介、西田敏行、當真あみ

俳優・西田敏行満島真之介、女優・當真あみが、西島秀俊芦田愛菜が共演する2024年1月期のTBS系日曜劇場さよならエストロ~父と私のアパッシオナート』(日曜・よる9時)に出演することが発表された。

 

■親子の愛と絆の再生

同ドラマは、西島扮する不器用な父と、芦田演じる素直になれない娘の親子の愛と絆の再生を描く。

20代から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた指揮者(マエストロ)の夏目俊平(西島)は、大好きな音楽に対して常にアパッシオナート(情熱的)に向き合い、その情熱は演奏家たちの情熱を呼び覚まして火を灯していた。しかし、音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツ。超マイペースかつ天然な男でもある。

5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていたが、日本のとある地方の廃団寸前の市民オーケストラの指揮をするために数十年ぶりに帰国する。

 

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■オーケストラのサクセスストーリーも

俊平の娘・響(芦田)は、5年前の事件をきっかけに父と決別。父親とは真逆で音楽を嫌い、音楽のない人生を送っていた。

ところが父が突然帰国することになり、気まずい同居生活が始まる。世界的天才指揮者の彼が、なぜ愛する音楽の世界から退くことになったのか。

天才ゆえに娘の気持ちがわからない俊平が、5年ぶりに娘と再会し、父としてもう一度娘と向き合う中で、時間が止まってしまっていた“娘の人生”を少しずつ動かしていく…。

ドラマではさらに、俊平が団員たちの悩みを解決し、廃団寸前の市民オーケストラ「晴見フィルハーモニー」が再び立ち上がっていこうとするサクセスストーリーも見どころとなる。

西島、芦田のほか、晴見フィルハーモニーの団員役として宮沢氷魚、新木優子玉山鉄二、津田寛治、響の母親役で石田ゆり子の出演が決まっている。

 

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■音楽好きの最古参

このほど出演が決まった西田、満島、當真が演じるのは、俊平や晴見フィルハーモニーに深くかかわる人物。

西田が演じるのは、曲を演奏して歌うことができるカフェ「うたカフェ二朗」の店主・小村二朗(こむら・じろう)。小村は晴見フィルハーモニーの最古参で、オーケストラで使用されるほとんどの楽器を演奏した経験があるほどの音楽好きだ。

「うたカフェ二朗」は暇を持て余した中高年や晴見フィルの団員たちのたまり場になっていて、小村はいつも客をまとめ上げて昭和歌謡を楽しく歌っている。俊平とも過去に深い縁がありそうで、日本に帰ってきた俊平の良き相談相手にもなっていく。また、宮沢演じるトランペッター・大輝の祖父でもある。

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■事件を知る謎の男

満島が演じるのは、謎の男・鏑木晃一(かぶらぎ・こういち)。俊平の5年前の“ある事件”を知っているようで、ある目的から、晴見フィルハーモニーに近づいていく。鏑木の登場が、晴見フィルに大きな波紋を呼ぶことになる。

當真は、音楽に憧れて晴見フィルハーモニーに近づく高校生・谷崎天音(たにざき・あまね)を演じる。音楽経験はゼロだが晴見フィルに入ることになり、クラシックに恋をしてハマっていく。

我が道を行く性格で楽天的なところがあり、楽器演奏に関して甘くみているところがある。明るい天然キャラに見えるが、ある秘密を抱えている…という役どころだ。

 

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■熱い演技の戦いに期待

キャストの発表に際し、西田、満島、當真と、企画プロデュースの東仲恵吾氏のコメントが到着している。

西田:オファーをいただいたときに西島さんと芦田さんが親子のドラマをやると聞いて、これは素敵なものになるだろうなと思い、僕も参加するのが楽しみになりました。

 

昨今はサスペンスのような番組が際立っているような印象がありますが、音楽が話の本筋になっているドラマは最近少なく感じていましたので、テレビを見て楽しい気持ちになっていただければと思います。

 

サブタイトルに「父と私のアパッシオナート」とありまして、西島さん、芦田さん、ともにクールな俳優さんですが、葛藤や喜び、悲しみを前面に出した、非常に情熱的な、アパッシオナートな熱い演技を戦わせるのではないかと期待しています。

 

■役柄は「ヒ・ミ・ツ」

満島:はじめまして日曜劇場さん。TBSドラマにレギュラー出演するのは初めてで、「ついにこのときが来たか!」と胸を躍らせています。

 

そして、はじめまして西島秀俊さん。いつか共演したいと熱望していた大先輩とこんなにも素敵な作品でご一緒できること、心からうれしくワクワクが止まりません。はじめましてのスタッフ・キャストの方も多く、人生の新たな扉が開かれる予感がしています!

 

家族の物語とクラシック音楽が融合する魔法のような脚本が、これからも幸せに生きていきたいと願う一人一人の背中を押してくれるでしょう。何気ない日常の中に広がる美しい景色と懐かしの音楽。愛と癒しの力が、ほどけてしまった糸をもう一度繋いでくれるんです。

 

アパッシオナート(情熱的)に生きるこのドラマの登場人物たちがオーケストラのように一丸となって、みなさんの心に響く作品をお届けします! このドラマを見れば2024年が明るくキラキラした毎日なること間違いなしです。あ! 私の役柄に関しては、ヒ・ミ・ツ。お楽しみに。

■音楽の素晴らしさを

當真:台本を読んで、オーケストラの演奏を間近で沢山聞けるかもということにワクワクしました。また、音楽を通してみんなの心が一つにまとまっていく、音楽の大切さを感じ、参加できることがとてもうれしかったです。

 

撮影で演奏を聞いていると、つい聞き入ってしまいますし、演奏する皆さんの表情を見ると本当に生き生きとしていて、熱意がビシビシと伝わってきます。自分も演奏につい乗ってしまうくらいとても楽しい作品です。

 

私が演じる谷崎天音は、音楽に憧れて右も左も分からないまま音楽の世界に飛び込んでいく女子高生です。音楽を好きな気持ちは私も天音ちゃんと同じなので、楽しみながら撮影に臨んでいます。見てくださる方に音楽の素晴らしさを知っていただける作品になると思います。

 

■3人の演技に注目

東仲氏:ものすごく個性的で魅力的で面白い方々の出演が決まりました。西田さんは、この作品を作るときになんとしても出てもらいたいと思い、オファー前からあてがきさせてもらいました。西田さんの周りを翻弄するお茶目さと、グッと芯をつく芝居が本当に素敵で、今回の小村も主人公や響に大きく影響を与えていく存在になっていきます。

 

満島さんは、本当に太陽のような明るさと繊細な芝居が魅力的で今回お願いしました。すでに撮影に入っておりますが、満島さんがいらっしゃると現場の空気がガラッと変わるような、ものすごいアパッシオナートの持ち主です。鏑木は謎の男ですが、本人同様にガラッと作品を変えてくれるような役になっております。

 

そして、當真さんに演じていただくのは、芯の強い、天真爛漫な女子高生役です。當真さんが持つ柔らかさと、ものすごく澄んだ意志の強い目がずっと印象に残っていて、今回お願いしました。

 

ものすごい迫力とかわいらしさに溢れた3人もぜひお楽しみください。

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