テイラー・スウィフト(33歳)の「ジ・エラズ・ツアー」が、史上最も収益の高い音楽ツアーとしてギネス記録を達成した。ポールスターの調査によると、来年12月に全151公演が終了予定の同ツアーは現在10億4000万ドル(約1470億円)の収益を記録。テイラーはツアーで10億ドルを突破した史上初のアーティストとなった。

テイラーの同ツアーは、エルトン・ジョンの5年に及んだ引退ツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」の全328公演9億3900万ドル(約1329億円)を破り、今年のツアー売り上げでそれぞれ2位と3位につけたビヨンセブルース・スプリングスティーンのツアー収益の合計よりも高い記録となっている。

ちなみにビヨンセの「ルネッサンス・ツアー」は、56公演で5億7900万ドル(約820億円)を記録。マドンナの以前のツアー記録を破るかたちとなった。

テイラーの同ツアーは、それぞれのコンサートの平均動員数が7万2000人、毎公演1700万ドル(約24億円)以上の収益を上げていることになるそうで、他にもツアーグッズの売り上げが2億ドル(約283億円)を達成したという。

タイム誌の選ぶ「今年の人」にもなっていたテイラー。スポティファイでは261億回の再生数で今年世界で最も再生されたアーティストとなり、同タイトルに3年連続で君臨していたバッド・バニーを降ろすこととなった。

さらに10月にリリースされたアルバム「1989(テイラーズ・ヴァージョン)」は今年最も売れたアルバムに、全米アルバムチャートでは10枚のテイラーのアルバムが登場し、史上最も多くのアルバムを同時にチャート入りさせたアーティストとなった。