マンチェスター・ユナイテッドに所属するオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークが、フランクフルトへの移籍で合意したようだ。15日、ドイツメディア『スカイスポーツ』などが報じた。

 移籍市場に精通するイタリア人記者ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、来年1月から2024年6月末までの半年間の期限付き移籍となる模様。契約には1500万ユーロ(約23億円)の買い取りオプションが付随するが、オプションの行使は義務ではないという。また、フランクフルトマンチェスター・Uに対し、レンタル料を支払うようだ。

 現在26歳のファン・デ・ベークは、アヤックスの下部組織出身。2015年11月にトップチームデビューを果たすと、中盤の主力として活躍し、2018-19シーズンの国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出などに貢献した。

 2020年夏に移籍金3900万ユーロ(約59億円)でマンチェスター・Uに完全移籍したものの、レギュラーポジションを勝ち取ることができず、ベンチを温める日々が続いた。2021-22シーズン後半にはエヴァートンへ期限付き移籍したものの、ケガの影響で7試合の出場にとどまった

 2022年夏のマンチェスター・U復帰後もケガに悩まされ、昨季の公式戦出場は10試合のみ。今季はここまで2試合の出場にとどまっている。

ユナイテッド移籍後、キャリアが暗転したファン・デ・ベーク [写真]=Getty Images