山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月12日(火)の放送では、放送作家の鈴木おさむさんが登場。ここでは鈴木さんと関わりが深いSMAPについてや、今後の展望について語っていただきました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、鈴木おさむさん



◆鈴木おさむとSMAPの歴史

これまで32年間、放送作家として活躍し、執筆業や脚本でも数多くのヒット作を世に送り出してきた鈴木さんですが、2024年3月31日(日)をもって、放送作家業と脚本業を辞めることを発表しました。改めて、れなちが「本当に辞めちゃうんですか?」と確認すると、鈴木さんは「本当に辞めます、(来年の)3月31日で」とキッパリ。

また、バラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)を約20年にわたり担当するなど、長年SMAPのことを見続けた鈴木さんに、れなちが「いま、皆さんのことがどう見えていますか?」と質問。これに鈴木さんは「いいっすね、すごく。彼らがいたから変わったこともたくさんあるし、彼らや彼らのファンが流したたくさんの涙によって、今たくさんのことが変わってきた」と語ります。

その一方で、鈴木さん自身は「約20年『SMAP』という馬車から振り落とされないように頑張ってきた」と回顧。“彼らに負けたくない”と、常にSMAPを意識して他局の仕事もこなしてきたと言い、「彼らが『面白い』と思うものを他でもつくってやるぞ、という気持ちで彼らとずっと向き合ってきた」と振り返ります。

その甲斐もあって、バラエティ番組「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」(テレビ朝日系)で鈴木さんが手がけた人気コーナー「帰れま10」に木村拓哉さんや香取慎吾さんが出ることが決まったときには、思わず“よっしゃ!”とガッツポーズをしたというエピソードも。改めて、SMAPとの約20年間は“戦い”だったと言います。

それゆえに「もちろん、彼らがいなくなってからも、お仕事はやり続けていたけど、とてつもない緊張感がなくなったというか。それから、自分のなかで“このまま仕事をしていいのか”と思うようになってきた」と鈴木さん。そんななか、元SMAPのメンバーそれぞれが、新天地で活躍している姿を目の当たりにしたことで、「今までやってきたことを1回捨てて、新しい勝負をしてみようと。だから(放送作家は辞めるけど)“引退”ではないんですよね」と明かします。

また、今後の展望については、「50代でクリエイター業をするのはしんどい。でも、ラジオやテレビを作っている人って優秀だから、自分が率先して新しいことをやることで(同じ職種の方々にも)“こんな生き方もあるよ”という正解を出してみたい、っていう気持ちですね。あとは、あの5人に対して『面白いことをやってんな』と(自分が)60代になっても言わせたい! っていう彼らに対する挑戦みたいなところもありますね」と語っていました。

----------------------------------------------------
12月12日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月20日(水) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
SMAPと歩んだ放送作家生活…鈴木おさむ「5人に対して『面白いことやってんな』と60代になっても言わせたい」今後の展望を語る