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3.0L直6に6速マニュアルの組み合わせ

ドイツの自動車メーカーであるBMWは、2シーター・コンバーチブルのZ4にMT(マニュアル・トランスミッション)を導入すると発表した。2024年第1四半期より、欧州仕様のトップグレードのZ4 M40iに搭載される。

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現行世代のZ4にMTが設定されるのは、2019年の発売以来初めてとなる。先代モデルにはMTが設定されていたが、フルモデルチェンジとともに姿を消した。

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Z4 M40iは現在、ZF製8速ATを標準装備し、最高出力340psのB58型3.0L直6ターボと組み合わされている。MTの追加導入は、アウディTTやジャガーFタイプなどMT未設定のライバルに対して、独自のセールスポイントとなるはずだ。

また、減少傾向にある販売台数の押し上げにもつながるだろう。調査会社ジャトー・ダイナミクスによると、欧州市場におけるZ4の今年の販売台数は5448台で、TTより260台、ポルシェ718ボクスターより222台少ない。

Z4と構造を共有する兄弟車のトヨタGRスープラも、昨年6速MTが追加された。しかし、スープラのZF製とは異なり、Z4にはM2と同じBMW製6速MTが採用される。

スープラのMT車の0-100km/h加速はAT車より0.3秒遅い4.4秒で、Z4にも同様のパフォーマンス変化が見られるだろう。

本稿執筆時点では、日本仕様のZ4への導入は未確認。また、トップグレードのZ4 M40iのみでの設定となるのか、あるいは他のグレードにも追加されるのかも明らかではない。本誌はBMWにコメントを求めている。


BMW Z4にマニュアル復活 来年初頭に6速MT追加 スープラとの違いは?