ニコニコ動画に投稿された動画『【声真似1人17役】虎視眈々を歌ってみた』がネット上で話題だ。

 動画を投稿したのは声真似ゲーム実況で活動している志麻さん。ボカロオリジナル曲『虎視眈々』を17人ものアニメキャラクターの声を演じ分けて歌っている。



 12月29日に投稿されたこの動画は16万回再生(2015年1月10日現在)を達成し、カテゴリランキング1位を獲得。Twitter上では「これは面白い」「普通に似てる」「何度聞いても笑える」と反響を呼んだ。今回、その志麻さんに取材を試みた。

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 動画制作中、構成にとても苦労したという志麻さん。「ここだけの話、歌える声真似と歌えない声真似がありまして(笑)。この歌詞はこのキャラ、この部分はこのキャラと何十回も歌い直して、最終的にあの形になりました。そのぶん、絵師さんや動画師さんの手が加わった最終的な仕上がりがとても楽しみでした」と振り返る。

 また、声真似のコツや練習方法を尋ねると「声真似は声質よりもキャラの語尾や話し方などの癖を真似した方が似ると思います。出てくる声は声帯の伸び縮みで変わるため、声帯をいかに操るかもコツ。何度もアニメを見直し、録音しては自分の声を確認して作り上げていきます」と明かす。

 さらに声真似時の「マイルール」を尋ねると「環境が悪いところでは声真似はしたくない」とのこと。「音質が悪いと似るものも似なくなります。細部まで真似ているのですべてをお届けしたいと思い、マイクなどの周辺機器にはこだわっています。MIX(※複数の音声を合わせて1つの曲として仕上げること)を担当した方も声質が変わらないよう心がけて下さいました」と、一切手を抜くことなく作り上げたことが伺える。

 最後に「今後はこの特技を元に、これまで以上にエンターテイナーとして活動の幅を広げていけたらなと思います。歌やゲーム実況などもしているので、この声を活かして普通の人とは違うものを届けたいです。お仕事ください(大声)!」と意気込みを語ってくれた。

※画像はニコニコ動画から