野菜のなかには、下ごしらえとして一度茹でて火を通しておかなければいけないものがあります。

しかし、都度お湯を沸かして茹でるよりも、電子レンジを活用して下ごしらえする方が時短になります。また、栄養面でも嬉しいメリットがあるのだとか。電子レンジで野菜を茹でる時のコツや加熱の仕方を紹介します。

野菜を電子レンジで加熱するメリット

野菜をお湯で茹でるのではなく電子レンジで加熱して下ごしらえすることにはいくつかのメリットがあります。

例えば多くの野菜に含まれているビタミンCは、美容効果も高く積極的に摂りたい栄養素の1つですが、加熱することで減少しやすいという特徴があります。

しかし、電子レンジを使用することで、茹でるのと同じだけ火を通すにも加熱時間が短く済むので、ビタミンCの減少を抑えることができるのです。

光熱費の値上がりが続くなか、電子レンジでの時短調理は節約にもつながります。

コツさえつかめば、お湯で茹でた状態と遜色ない下ごしらえができるようになるはず。

早速チェックしてみましょう。

野菜を電子レンジで下ごしらえするコツ

★野菜を洗った時の水分は残しておく

★アクの強い野菜は、あく抜き、色止めをする

・アク抜き…加熱前に水にさらす

・色止め…加熱後に流水にさらす

★耐熱性の平皿に並べて、ラップをゆったりかける

★容器に水をはって加熱しない

★ラップで何重にもおおわない

Panasonic よくあるご質問 ーより引用

Panasonic公式サイトのQ&Aによると、以上が野菜を電子レンジで加熱し下ごしらえする時のコツとのこと。

野菜を洗った時の水分を残しておくことで加熱後パサパサになるのを防いだり、事前にアク抜きしておいたりと、おいしく仕上げるためのポイントが記載されています。

また野菜によって切り方も変えると、より効率的に加熱できます。

ホウレンソウ、コマツナ

・太い茎には、十字の切り込みを入れておく

・葉と茎は交互に重ねて平皿に並べる

・アク抜きのため、加熱後は流水にさらす

キャベツ

・芯は予め取り除く

・大きさを揃えてカット

グリーンアスパラガス

・穂先と根本を交互に重ねて平皿に並べる

・アク抜きのため、加熱後は流水にさらす

ナス

・大きさを揃えて切り、塩水につけておく

カボチャ

・大きさは揃え、やや厚めに切る

ブロッコリーやカリフラワー

・小房に分け、塩水につけておく

ニンジンやダイコン

・いちょう切り、もしくは厚さ2~3cmの輪切り

・重ならないよう平皿に乗せる

イモ類

・皮は剥かず、洗ってそのまま加熱する

・カットする場合には大きさを揃え、重ならないよう平皿に乗せる

野菜の種類によって、適切な加熱の仕方や切り方は異なります。

本記事ではよく食卓に上る野菜について紹介しました。料理の際の下ごしらえにぜひ活用してみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
Panasonic よくあるご質問
※写真はイメージ