「少年セフィロス」に…………………会いたい!!!!!

セフィロス……それは言わずと知れたFF7ラスボスであり、「ゲームのラスボス」としてもトップクラスの知名度を誇り、とてつもないカリスマ性を持ったキャラクターである。あと、クラウドが絡むとなんだか様子がおかしくなるのもご愛嬌。

私は、そんなセフィロスが好きだ。『キングダムハーツ』でとてつもない強さを誇るセフィロスが好きだ。『スマブラ』でも強いセフィロスが好きだ。『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』で「お風呂に入るたびにシャンプーとリンスを毎回1本使いきっているらしい」という謎情報を暴露されるセフィロスが好きだ。

そして現在配信中のファイナルファンタジーVII エバークライシス(以下、FF7EC』)にて……なんと、少年時代セフィロスが登場するらしい。これが……これが少年セフィロスだ!

どうしても「少年セフィロス」に会いたくて、『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』を遊び始めてしまった男の話_001
YouTubeより

うーん、最高ですね。

いや、問答無用で最高でしょ。
これでCV:梅原裕一郎はやりすぎだね!!

ということで、少年セフィロスに出会うところまで遊びつつ、『FF7EC』がどんなゲームなのか紹介していきます。『FF7EC』をまだプレイしていない方も、そもそもどんなゲームなのかわかっていない方も、この記事を読むとバッチリ……かも。俺の正宗とココア、熟睡できるのどーっちだ?

文/ジスマロック
編集/実存

『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』公式サイトはこちらSteam『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』はこちら

「FF7の歴史」を、これ1作で制覇できる……?

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改めて『FF7』の歴史を振り返ってみると、実はとんでもないことになっている。

そう、ひとくちに『FF7』と言っても、外伝や派生作品なども含めるとかなりの数になっている。ゲーム、映像作品、コラボ……まずナンバリングが16作もあるファイナルファンタジーシリーズの中でも、FF7』は特に巨大化しているタイトルなのだ。

この「FF7の歴史がすごいことになっている件」について、特に印象的だったのが……CCFF7』に登場した「シスネ」というキャラクターである。当時の私はそこまで「FF7全体」に詳しいわけではなく、割と唐突に出てきたシスネに対して、「え、こんなキャラ本編にいたっけ……?」と困惑していた。

あまりにも気になったので、ちょっと調べてみると……どうやらシスネは『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII(以下、BCFF7)のプレイヤーキャラクターのひとりだったらしい。つまり、『CCFF7』と『BCFF7』のリンク要素だったというわけだ。マズい、段々「FF7」がゲシュタルト崩壊してきた。

そこで私は思った。「へぇ、BCFF7ちょっと気になってきたな」と。このノムテツさんが書き下ろしたであろうメインビジュアルもめちゃくちゃカッコイイじゃないか。どれどれ? 『BCFF7』を遊ぶ方法は……?

ひとつ目、NTTドコモiモード
ふたつ目、ソフトバンクモバイルのYahoo!ケータイ
みっつ目、auのEZweb。

……もう全部絶望的じゃないか!!!

そう、携帯電話向けに配信されていたBCFF7』は、事実上新規プレイ不可能のタイトルとなっている。だから「プレイヤーキャラクターとしてのシスネ」は、今からではもう何をどうやっても確認できない。私だって知りたい。

でも時代はスマホなんだ! クラウドだって原作はPHS使ってたけどリメイクではスマホになってた! そういうコトだ!!

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これほどまでに広がってしまい、中にはプレイ不可能になってしまったものもある『FF7』の派生作品群……どうやってまとめるのだろうか? もういっそのこと、全部をまとめてプレイできるタイトルでも出してほしい。

なんと、そんなアナタに『FF7EC』という作品が存在している。

そう、『FF7EC』は「本編・前日譚・外伝などのFF7関連タイトルをまるっと手軽に遊べちゃう」ことがすごいところ。現時点では『FF7』『CCFF7ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー(以下、FF7FS』)の3作品が登場しており、これからどんどん作品が増えていくそうです。

つまり、さっきの『BCFF7』もヴィンセントが主役のダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVIIも、『FF7EC』が存続すればいずれは登場するかもしれない。おい、これどっちかっていうと「買い支えなきゃいけない」タイトルなんじゃないか。これ、もしかして『BCFF7』を現代で遊べる最後の希望を背負ってるんじゃないか。

何気に、ここの「触れるのが難しかったFF7系列タイトルが、いずれ遊べるようになる」という部分にすごく期待しています。頑張れ『FF7EC』! キミの両肩にプレイアブルだったシスネの姿を見たい」という私の勝手な期待が乗ってるんだ!!

この「いずれFF7の歴史をアプリひとつで制覇できるかもしれない(かもしれない)」こと……楽しみにしておきましょう。本当に待ってますからね!?

FF7ECの「立ち絵」がめちゃくちゃ好き

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すいません、ここまでの話がややマニアックだったせいで「えっ、これってFF7マニア向けタイトルなの……?」と思われている方がいるかもしれません。全然そんなことはないのです。今作はまず本家本元である『FF7』のストーリーから体験することができるので、『FF7』にノータッチな方でも十分安心して楽しめます。

むしろ、今作から初めて『FF7』に触れる場合、「クラウドの本編とザックス前日譚を並行して楽しめる」という、ちょっと不思議な楽しみ方ができるかもしれません。え、なんかそれ羨ましいんですけど。『FF7』未プレイヤーがなんか羨ましい。『FF7』と『CCFF7』のストーリーを並行して遊んだらどんな気持ちになるんだ……?

と、まぁそれは一旦置いといて。
やっぱり『FF7EC』の好きなところは、この立ち絵です。

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この絵、めちゃくちゃ良くない?

やっぱり、FF7キャラデザは、絶対に野村哲也しかありえん!」と思っている方も少なくないはずです。というか私もそっち派です。そのくらい、『FF7』という作品における「キャラデザ」の要素は絶対的だと思います。野村哲也のデザインなくして、『FF7』はない……と言っても過言ではない気がする。

だけど、FF7EC』のデザインは……結構好きです。野村哲也氏のキャラデザインが元になっているとはいえ、本来の良さを損なわず、これまでとは少し違うテイストを感じさせる。特にクラウドのデザインが良い。ちょっとアニメチックに寄ってる感じがかなり好き。

ちなみにこちらのイラスト、藤瀬梨沙さんという方が担当されているそうです。
藤瀬梨沙さん、ありがとう……。藤瀬梨沙さんに賞与をあげてほしい。

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個人的に、セフィロスのデザインもかなり好きです。
もう肩幅すっごいのよ。誰が言ったか「肩幅ダイヤウェポン」。

一応、今回の記事は「少年時代セフィロスに会うこと」が目的となっていますが、大人セフィロスのデザインも好きです。肩はデカけりゃデカいほど良い。つええ男は肩もデケェんだ。なんならセフィロスが出てくると立ち絵だけで画面の右下占領しちゃう。これが最強のソルジャー1stの存在感ですよ。

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全体的なゲーム表現としては流石にファイナルファンタジーVII リメイクと比べると、やや原作寄りではあるのですが……しっかり『FF7』の物語をアプリで堪能できちゃいます。まぁ、こっちもこっちPS版がちょっとポップになった」ような感じでかわいいと思います。

お馴染みの壱番魔晄路脱出シーンから、ニブルヘイムでの回想シーンまで……FF7の見たいところ」は、しっかり楽しめます。とはいえ、流石にまだアプリだけで本家『FF7』のストーリーを全部見れるわけではありません。

むしろ、私としてはここの「本当にアプリで本家FF7のストーリーを全部描き切ってしまうのだろうか」という部分が気になっています。『FF7EC』……いつの日かやりきってしまうのだろうか!?

CCFF7のあのバトルを、コマンドで楽しめちゃう?

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そして『FF7』のストーリーをある程度進めると、『CCFF7』のストーリーが解禁されます。なんとなく、「いろいろな作品を巡っていき、徐々に並行してストーリーが解禁されていく」ようなイメージだと思っていただければ。そしてザックスの絵がめちゃくちゃ良い。藤瀬梨沙さんに賞与をあげてほしい(PART2)。

ここで紹介したいのが、『FF7EC』のバトルシステム。

今作はスマホでプレイできることもあり、バトルの操作自体はお手軽なのですが……やっぱり「FFの戦闘」の手ごたえを楽しめる仕組みになっていて、これが結構面白いんです。説明しましょう。

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まず、シリーズお馴染みのATB」システムが今作でも土台となっています。
時間経過によって蓄積されるATBゲージを消費して、アビリティや魔法を繰り出すことができます。この際、使う技によってATBゲージの消費量が定められています。

たとえば「ブリザド」は3ゲージ分あれば発動できるものの、回復に必要な「ケアル」は5ゲージ分消費することになります。まず、ここのATBゲージの管理」がひとつめの駆け引きポイント。

そして個人的に面白いと感じたのが……画面の右中央あたりに存在している「ATTACK」「DEFENSE」というモードの切り替えボタンです。
この「ATTACK」と「DEFENSE」は一度のタップで切り替えることができ、前者の場合は「物理・魔法ダメージUP」といった効果が得られます。後者の場合は「物理・魔法の防御がUP」「回復量UP」といった守備系の効果が得られます。

うん?そんなに物珍しいシステムじゃないのでは……?」と思う方もいるでしょう。
これが『CCFF7』編のあるバトルでは、ちょっと面白いギミックになってきます。

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そう、『CCFF7』既プレイの方は見覚えありまくりであろうイフリート

このストーリー上で戦うイフリートは「ザックス単独で戦わなければならない」こともあり、かなりの強敵となっています。私はここで1時間くらい詰まりました。下手すぎか?

イフリートのなにが強いのかって……やっぱり単純に「攻撃が痛い」ところです。ザックス以外にもメンバーがいれば、それなりにケアルなどで回復を回すことができるのですが、ザックス単独なので攻撃も回復もほとんどソロで回す必要があります。カンセル助けてくれーッ!

そして先ほど触れていなかったのが、「ATTACK」と「DEFENSE」の性質の違い

基本的にこのふたつのモードは恒常的に攻撃or防御が強化されるのですが、特定の条件によって「倍率」がアップします。まず、「ATTACK」の場合はモードを続けることによって、物理・魔法ダメージが「25%」から「50%」にアップします。とにかく殴り続けていると、攻撃力が上がります。

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逆に、「DEFENSE」の場合は、「モードを切り替えて一定時間の間」だけ防御や治癒力が強化されます。つまり、ずっとDEFENSEモードのままだと軽減率も治癒力もイマイチになってきます。

……どういうことか?

要は、イフリートほど強力な攻撃を持っている相手には、しっかり攻撃タイミングを見計らってDEFENSEモードに切り替えなければならない」ということです。ちょっと欲張って殴り続けようとすると軽減ナシのダメージが飛んでくるし、かといって、ずっとDEFENSEのままでは攻撃もままならない&軽減率は下がってしまうのです。

一見コマンド戦闘風に見えるのですが、実のところ特定状況下では「相手の攻撃に合わせてモードを切り替える判断力と反射神経」を求められるという……。

本当にただ1タップで攻撃と防御のモードを切り替えているだけなのですが、意外とこの駆け引きに謎の緊張感があります。まぁ、「手軽さもありつつ、要所要所で白熱したバトルも楽しめます」ということですね。

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もちろん「リミットブレイク」もあります。ふたつのモードを使い分けつつ、強力な一撃を叩き込め!

ついに始まる今作オリジナルストーリー……ってお前ら誰!?

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そして、ここからがお待ちかねの『FF7EC』オリジナルストーリーです!

おかしい、これは「FF7の歴史をいい感じにまとめてくれる」タイトルじゃなかったのか。お前自ら『FF7』の歴史を拡張し始めてどうする。うんうん、それも『FF7』だね。

こちら、一応枠組みとしては『FF7FS』のお話となっています。みなさん、覚えていますか? 「FF7バトロワシューティング」として世に出て、惜しくもサービスが終了してしまった『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャーのことを……。

今回描かれるのは、その『FF7FS』のストーリーです。「え、FF7FSのストーリーってどういうこと……?」と思う方もいるはず。大丈夫、私もそう思ってますから。

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「相手が電話に出なくて困るセフィロス」という謎のシーンも見ることができます。どういうシチュエーションなのか……実際に遊んで確かめてみてください。

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オリジナルストーリーの舞台は、「ラディオル群島」。時系列は『FF7』本編の15年前。ソルジャー・クラスP0の「グレン・ロズブローク」は「マット・ウィンザード」「ルティア・リン」というふたりの仲間を引き連れて、魔晄炉建設用地を探る調査隊として未知の島を探索することに……。

……コイツら誰!?

いや、知らん! でも、これも『FF7』あるあるかもしれない。全然知らないキャラが急に出てくる! なんなら舞台も設定もあんまり聞いたことがない! なに……? 何の話……!? てかルティアってCV田中有紀じゃん。プロデューサーさん、ソルジャー・クラスP0ってなんすかね?

た、たしかにバトロワシューティングだった『FF7FS』をストーリーに起こすとなると、登場するのは名もなき一般兵……つまり「知らない奴」になるのは間違っていないのかもしれない。なんだこれは。もしかして私は今ものすごくアクロバティックな技を見せられているんじゃないか。

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ただ、「新規ストーリー」というだけあって、それなりにワクワクする展開は見せてくれます。『FF7FS』編の序盤は、本当に「グレン・ルティア・マット」の3人を主人公としてお話が進んでいく……要は、「クラウドでもザックスでもない人間の視点で、FF7の世界を冒険できる」ということでもあります。

なんでしょうね、FF7世界で一般ソルジャーとして戦ってみよう!」的な面白さがあるというか……。なんだかんだ焦点が当たるのはソルジャー1stになりがちなので、グレンたちのような「普通のソルジャー」がお話の主軸に据えられるのは中々に新鮮です。

そして、この『FF7FS』編を進めていくことで、待ちに待った「少年セフィロス」が登場します。ですが……ここから、普通に敵が強くなる! 割としっかり育成しないと……少年セフィロスが出てくるストーリーまでは進めません! ち、チクショウ!! グレン・ルティア・マット、お前らしっかりしろ!!

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本当にずっとオリジナルストーリーが展開されます。この「知らない何か」をひたすらぶつけられる感じ、実にFF7

どうしても、どうしても少年セフィロスに会いたい

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ライターとは、常に「期日」との戦いである。どんなにすごい腕を持っていても、どんなに地位と人望を持っていたとしても、絶対に「締め切り」という名の悪魔には逆らえない。だから、こういうスマホゲームなどの「継続プレイ」が必要なタイトルは、ある程度日程を逆算して遊ぶ必要がある。

たとえば、「まぁ、これくらいの戦力があれば少年セフィロスが出るところまであと1週間で辿り着けるでしょう!」とかを事前に予測しつつ遊ぶのだ。フッ、これがプロの仕事術だよ━━━━と言いたいところですが、ちょうど今その計算がご破算になったところです。仕事術もクソもねえよ! 人間最後は気合いだ気合い!!

なので……もう手段を選ばない!
ここからは、「ガチャ」の時間だッ!!

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そして、どうしてもこの『FF7EC』のガチャ演出について言及しておきたかった。

簡単に言うと、「闘技場に出現したテツキョジンをクラウドが撃破する。この時、凶斬りを発動して77777 FEVERという演出が出れば、最高レアが確定」というガチャ演出になっています。なんすかこの演出? 初めて見た時流石に笑ったわ。

なんか凶斬りしたら「77777 FEVER」ってめでたい感じの数字出てくるのはさすがに面白いと思う。なんならガチャを回すたびにテツキョジンと戦うハメになるクラウドさんもちょっと面白い。強く生きろ。

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そしてガチャを引きに引きまくって、「クジャの霊刀」を手に入れました。
見たか、これが大人の闘い方だ。

ちょうどこの時FF9とのコラボイベントが開催されており……少年セフィロス用の「クジャの霊刀」が目玉ピックアップとなっていたのです。だから、もうこれからクジャの力を携えたセフィロスで無双だぜ! 『FF7』と『FF9』、夢のモースト・デンジャラスコンビだ!!

……ですが、ここで勘のいい方はお気づきになられているでしょう。
うん?少年セフィロスにまだ会えていないのに、少年セフィロスの武器引いたって仕方なくない?」と。

いや、そんなことはないのです。

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実はこのゲーム、「フリーパーティー」という完全に自由な編成で遊ぶこともできちゃいます。見てよ、このセフィロスザックスグレンのお互いがお互いに「「「こいつ誰……?」」」と思ってそうなパーティー。

ストーリーでこれを使用すると、「一部報酬が獲得できない」といったデメリットもあるのですが……まぁ好きなキャラで自由に戦えるメリットの方が大きい気がします。

つまり、あんなにセフィロスに会うこと」をモチベーションに遊び続けていたのに、やろうと思えば最初からセフィロスに会うことができました最初からセフィロスで戦えました。全く気がつかなかった。どれだけチュートリアルを読み飛ばしているのか。

しかしこれでもう何も怖くない! 俺のセフィロスフレアスターをぶっぱできるセフィロスなんだ! なぜかクジャの技を使えるセフィロスがすべてをなぎ払う!! なにこのゲーム?

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3Dモデルの少年セフィロス。美形すぎる。顔良すぎて腹立ってくる。

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そして、なんとかストーリーでも少年セフィロスに会えました。

しかし少年セフィロス……このビジュアルで基本「敬語」なのが頭おかしくなりそうです。「敬語のセフィロスですよ。これはCV梅原裕一郎だよ。ドンピシャキャスティングすぎるよ。「乾坤一擲」ってこういうコトだよ。こいつマジ生意気だろうな……俺がセフィロスの同期ソルジャーだったら絶対おかしくなってるもんな……。

セフィロス」って、やはりクラウドと並んで「FF7の顔」とも言えるキャラです。だから、これまでの外伝でもなんだかんだ描かれまくってはいるのです。特に『CCFF7』なんかは……「セフィロスだって人間なんだ!」とでも言わんばかりにセフィロスの人間性が描かれていました。

ですが『FF7EC』の少年セフィロスは、まさしく「未熟だった頃のセフィロス

これまでほぼ描かれなかった側面。まさにセフィロスリリィ。いや未熟とか言いながらゲーム内最強性能ではあるんですけど。この「ちょっと青さを感じさせるセフィロスが……もう本当に最高! 「セフィロスいじりたい放題か!?」とか思わなくもないけど、やっぱり最高だから仕方ない!!

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YouTubeより

あとやっぱり、ここでも藤瀬梨沙さんのデザインがメチャクチャいい。

褒めちぎれるときに褒めちぎっておかないと伝わらないので、できるだけデザインの良さを褒めちぎっておきたい。藤瀬梨沙さんに賞与をあげてほしい(PART3)。「若いセフィロス」という無理難題に対する、ほぼ完ぺきなアンサーと言ってもいいデザインだと思います。

「幼さに宿る美しさ」をこれでもかと理解されているというか……。その上で、「この子は、あのセフィロスに成長する」とも感じさせてくれる。うーん、完璧。野村哲也と藤瀬梨沙のパーフェクトセッション。『FF7EC』だけに登場するには流石にもったいないキャラクターな気がする。どうだろう、少年セフィロスで外伝1作やってみないか?

イカン、外伝を出したらまた『FF7』の歴史が広がってしまう!
いまこのタイトルがなんとか歴史を整備しようとしてくれてるのに!!

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……「この肩幅」が「あの肩幅」になると考えるとおそろしいですよね。
sattou先生みたいな肩の広がり方してるよ。

この「少年セフィロスの活躍」は……実際に『FF7EC』を遊んで確かめてみよう!
どうだ、すっごい綺麗にオチがついたんじゃないか。
とにかく、少年セフィロスがとんでもないキャラであるのは間違いないです。

もちろん、「少年セフィロス」だけが『FF7EC』の魅力ではありません。歴代作品を楽しめるストーリー、意外と手応えのあるバトル、キャラデザ……しっかり『FF7』を堪能できるタイトルになっています。ちなみにスマホだけでなく、なんと最近Steamにも対応したそうです。PCでも少年セフィロスに会える。

そして願わくば……どうか『BCFF7』編の実装まで続きますように!!!!!

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