平均すると犬の中で最大級の体高を誇る犬種であるアイリッシュ・ウルフハウンドは高いところに手が届くし顎(アゴ)も届く。
普通の犬なら、お座りの状態でアメリカの高めのキッチンカウンターにアゴを乗せることなど不可能だろう。
だが超大型犬ならばそれが可能だし、なんなら立ち上がってそこにある食べ物を奪うこともできる。
だがアイリッシュ・ウルフハウンドのブルックスは、「勝手に食べ物を食べちゃだめ」という飼い主の言いつけを守って、食べたい気持ちをぐっとこらえて、ただそれをひたすら見つめて我慢しているのである。健気すぎるぞブルックス。
【画像】 見てるだけ。キッチンカウンターにアゴを乗せて我慢する犬
フロリダ州リン・ヘブンに住むサラ・ステイリー一家は数匹の犬を飼っている。中でもアイリッシュ・ウルフハウンドの、ブルックスが「今まで飼った中で最も大きく、最もやさしい」犬だという。
ブルックス(オス)は後ろ脚で立ち上がると2.13mにもなり、その大きさは出会う人すべての注目を集めるほどだ。
ある日のこと、サラさんが朝食用にピザロールを焼き、冷ますためにキッチンカウンターの上に置き、洗濯ものをたたむために台所から移動した。
いつもなら常にサラさんの目の届くところにいるブルックスだが、その姿が見当たらない。
そこでサラさんが様子を見に行ったところ、キッチンカウンターの前に座り、アゴを乗せてじっとピザロールを見つめるブルックスの姿が!
そのおいしそうなニオイにつられてやってきたブルックスだが、「勝手に食べ物を食べちゃダメ」と言われているので手を出すことはない。じっと我慢して見つめていたのだ。
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こんなに大きくてもブルックスはとても良い子だ。サラさんのいう事をきちんと守る。
どんなに食べたくても、飼い主の許可が出るまでは手を出さない。その気持ちをぐっとこらえるブルックス。なんて健気な子なんだろう。
ブルックスは小さな子犬の頃にこの家にやってきた。サラさんは、すぐにしつけを行い、やってはいけないこと、食べてはいけないものに近づかないことを教えたという。
現在2歳になったというブルックス。この日ちゃんとピザロールを我慢して食べなかったご褒美として、犬用のおいしいおやつをあげたそうだ。
とにかく大きいアイリッシュ・ウルフハウンド
アイリッシュ・ウルフハウンドは、その名の通りアイルランド原産の大型犬種だ。グレート・デーンと並んで非常に大きな体格を持つことで知られている。オスの平均体高は86cm、メスの平均体高は78cm、体重はオスが54kg前後、メスが45kg前後ほど。
その歴史は古く、紀元前273年頃には存在していたと言われており、当時はケルト人のオオカミ狩りの猟犬として活躍していたそうだ。
性格は温厚で従順、人懐っこく海外では「ジェントル・ジャイアント」と呼ばれている。。飼い主や家族に対しては忠実で、愛情深い。子供や他の犬とも仲良くすることができる。
そんなアイリッシュ・ウルフハウンドのブルックスの日常はサラさんのTikTokアカウントで見ることができる。
ブルックスは鳥やリス、猫など、他の動物たちにとても興味を示しており仲良くなりたそうにしている。
というか猫を見ようとするブルックス、壁に完全に届いちゃってるのがすごい。
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お父さんの身長も軽く超えてるな。
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written by parumo
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