来年1月31日2月1日に開催される「小林由依 卒業コンサート」をもって櫻坂46から卒業することを発表した小林由依櫻坂46のメンバーとして活動するほか、女優やモデルとしても存在感を放ってきた彼女だが、本記事では卒業発表時に語られた小林の思いに触れると共に、これまでの活躍を振り返りたい。

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櫻坂46の前身グループである欅坂46の1期生として、約8年にわたってグループを支えてきた小林。卒業を発表した自身のブログの中で、欅坂46から櫻坂46への改名時の不安を口にしながらも、「今は胸を張って、誇れるグループになれた実感があります。」「アイドルになって8年が過ぎ、 本当に沢山のことを経験しました。 ここで経験できることはやり尽くしたのかもしれません」と、これまでのアイドル活動を振り返った。共に1期生としてグループを引っ張ってきた土生瑞穂に続く卒業に、SNSでは「今は…感情が全く追いつかない」「ついにこの時が来てしまった…」と惜しむ声も多く見られた。

小林は、これまでに今泉佑唯(現在はグループを卒業)と“ゆいちゃんず”というフォークデュオを組み、「渋谷川」「チューニング」などの楽曲を欅坂46時代に発表したほか、土生瑞穂(現在はグループを卒業)と共に、「線香姉妹」というユニットで「302号室」を歌唱するなど、グループの中心メンバーとして持ち前の歌唱力やダンスで魅力を発揮してきた。2018年には『with』の専属モデルに就任すると、2023年には『andGIRL』のレギュラーモデルに抜擢され、『GirlsAward』や『東京ガールズコレクション』といったファッションイベントで活躍。また、女優としても映画『さくら』(2020年)やドラマ『ボーダレス』(2021年/ひかりTVオリジナルドラマ)や舞台『隠し砦の三悪人』(2023年)などに出演し、才能を発揮した。後輩にあたる2期生の大沼晶保は、自身のブログで小林のことを“大きな憧れの存在”と語っており、小林の背中は後輩たちの指針となっていたようだ。

10月にリリースされた櫻坂46の7thシングル『承認欲求』のカップリング曲「隙間風よ」ではセンターも務めた小林。10月16日櫻坂46のYouTubeで公開された同曲のMVには、「何度も聴くたびにどんどんハマっていく曲」「こんなにも人の心が動かされる表現者ってそういない」といった声が寄せられており、再生回数は120万回を突破(2023年12月18日現在)するなど大きな反響を呼んでいる。なお、12月25日にリリースされる同シングルの特別仕様盤は小林由依のソロ楽曲となる新曲が収録されることが発表されており、グループの功労者である小林の卒業が意味するところは大きいことがうかがえる。

約8年続いた小林のアイドル人生は来年2月1日で幕を閉じるが、彼女がグループに残してきた多くのものは後輩たちへと受け継がれるはずだ。まずは卒業コンサートの日まで、小林のアイドルとしての勇姿を見届けたい。

櫻坂46卒業発表の小林由依、多彩な活躍でグループを牽引!後輩たちの指針となった功績