ファミリーマート12月20日に、デジタル庁総務省地方公共団体情報システム機構と連携して、「ファミリーマート」店内に設置しているマルチコピー機(MX-3631DS)における、行政サービスのスマートフォン(スマホ)用電子証明書への対応を東京都内のファミリーマート約2400店で開始する。さらに2024年1月22日に、対象を全国のファミリーマート店舗に拡大予定。

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●スマホで住民票の写しや印鑑証明登録書の発行が可能に



 ファミリーマートのマルチコピー機では、マイナンバーカード/住民基本台帳カードを利用して、住民票の写しや印鑑登録証明書といった各種証明書を発行するサービスを提供しており、今回のスマホ用電子証明書発行への対応によって、マイナンバーカードの代わりに、スマホ用電子証明書を搭載したAndroid端末をマルチコピー機にかざして証明書交付サービス(コンビニ交付)が利用可能になる。

 発行可能となる証明書は住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍証明書、戸籍附票の写し、各種税の証明書(発行可能な証明書と発行料金は自治体によって異なる)。発行可能時間は6時30分~23時。

 なお、同様のスマホ用電子証明書を搭載したAndroid端末による証明書交付サービス(コンビニ交付)は、ローソンでも同じスケジュールで提供する。

 マイナンバーカードの機能(公的個人認証サービス)をスマホで利用可能にする「公的個人認証サービス」(スマホ用電子証明書)は23年5月11日に始まった。将来的にiPhoneへの搭載も検討しているが、現時点では実装時期は未定。スマホ用電子証明書に対応している機種一覧はJ-LISがウェブサイトで公開している。
ファミリーマートのマルチコピー機、行政サービスのスマホ用電子証明書に対応