・既存投資家が直近の資金調達ラウンドで8億ドルを投じ、創業8年のオクトパスエナジーの企業価値を約80億ドルに評価
ヒートポンプを中心とした低炭素技術の国際的な成長と拡大を加速するために8億ドルを投資
・投資により2024年に英国だけで3,000件のグリーン雇用が創出される見込み

※本プレスリリースは2023年12月18日に英国・ロンドンで配信したプレスリリースの抄訳です。

2023年12月18日 英国・ロンドン

英国最大の電力供給会社(*注1)でKrakenテクノロジープラットフォームを所有するオクトパスエナジーグループは、既存株主からの8億ドル(6億2500万ポンド)の追加投資を発表しました。

今回の新たな投資額は78億ドル(62億ポンド)で、2021年12月の前回の投資ラウンドから60%増加しました。

オーストラリアと日本の大手企業であるOrigin Energyと東京ガス、世界最大級の年金基金であるカナダ年金プラン投資委員会(CPPインベストメント)、持続可能性に重点を置く投資家であるGeneration Investment Managementが本投資ラウンドに参加しています。


オクトパスエナジーグループの創設者であるグレッグジャクソンのコメント:

「オクトパスエナジーは、顧客サービスとテクノロジーに重点を置くことで、英国の電力市場をリードしてきただけでなく、英国を代表する電気自動車リース事業を立ち上げ、わずか2年で再生可能エネルギー発電ポートフォリオをほぼ2倍の76億ドル(約60億円)に拡大しました。さらにテクノロジープラットフォームであるKrakenの契約アカウントは、1700万件から5200万件へと3倍に増加しました。

お客さまにこだわり続け、「Which? Recommended」では6年連続でおすすめプロバイダーを獲得。コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニー(*注2)によると、オクトパスエナジーは次点の企業より44ポイント高い評価を得ています。

2023年にはヒートポンプの設置に着手し、自社モデルを製造しました。今年はオクトパスエナジーの英国外での事業は2倍以上に増加(*注3)し、レビューサイトTrustpilotのスコアはほぼすべての国で4.8/5(*注4)を獲得しました。

COPで見られた新たなコミットメントと当社のモデルが実証されたことで、この成長を加速するための投資を行い、真のグローバルなクリーンエネルギーの最大手企業を目指します。」

Origin EnergyのCEOであるフランク・カラブリア氏の、今回の投資についてのコメント:

「2020年5月の最初の投資以来、オクトパスエナジーの成功は、全ての期待を上回るものであり、そのユニークな能力と将来の成長への強力なプラットフォームに対する我々の信念を確固たるものにしました。」

東京ガスチーフ・デジタル・オフィサーである菅沢伸浩氏のコメント:

東京ガスは、Octopus Energyとの合弁会社であるTGオクトパスエナジーを通じて日本での電力小売事業を推進してきており、直近では欧州における再エネ投資においても連携を開始しました。東京ガスは、今後の企業成長に向けて技術イノベーションが必須であると考えており、Octopus Energyとのパートナーシップを通じて最先端のテクノロジーを活用したサービスおよびクリーンエネルギーをお客さまに提供し、Octopus Energyとともに成長していきたいと考えております。」

CPPインベストメンツのサステナブル・エネルギー部門グローバル・ヘッドであるビル・ロジャース氏のコメント:

「オクトパスエナジーは、卓越したチーム、先進的なKrakenテクノロジープラットフォーム、革新的な顧客への価値提案に牽引され、世界的に事業規模を大きく拡大しています。オクトパスエナジーへの投資をさらに拡大し、同社の未来のエネルギー・ソリューションを世界中の多くのお客さまに拡張できることを嬉しく思います。」

本発表は、オクトパスエナジーが英国の俳優であるイドリス・エルバ氏と共同で発表した、シエラレオネ共和国風力発電太陽光発電所を建設するアフリカ初のプロジェクトの発足など、オクトパスエナジーグループが世界各地で発表した数々のニュースに続くものです。オクトパスエナジーにとって、アフリカは事業展開した5番目の大陸、18番目の国となります。

オクトパスエナジーは、英国とドイツにおけるShellのエネルギー・ブロードバンド事業の買収を完了したばかりで、クリーン輸送分野では、ロイズ銀行からオクトパス電気自動車向けに5億5,000万ポンドの資金調達枠を確保しました。

オクトパスエナジーは、スマートテクノロジーへの投資を通して、エネルギー危機の間、100万人を超える英国のお客さまの節約を可能にしました。また、自然エネルギーによる発電が豊富な時期に安価な電力の恩恵を人々が受けられるよう支援することで、より良い価値を提供しています。昨年だけでも、オクトパスのセービング・セッション(節電チャレンジ)を通じて1,000万ポンド近くがお客さまに還元され、ピーク時の送電網の需要削減に貢献しています。


この冬、お客さまを支援するため、オクトパスエナジーはこのほど、オクトアシスト基金を2倍の3,000万ポンドに増額しました。さらに、エネルギー価格を上限以下に抑え、困窮するお客さまには基本料金の課金停止措置を提供したり、約5万枚の電気毛布を無料で配布するなど、エネルギー危機に際し、総額にして約2億ポンドに達する支援を提供しました。

オクトパスエナジーグループKrakenテクノロジープラットフォームは、2年前に1,700万アカウントだったものが、現在では5,200万以上となり、驚異的な成功を収めています。英国のエネルギー小売業界ではKrakenは英国のE.On、EDF、Good Energyのほか、ヨーロッパ、日本、オーストラリアの顧客をサポートしています。Krakenはまた、世界中の水道会社、再生可能エネルギー発電事業者、大規模バッテリー事業者にもライセンスを供与しています。

英国でオクトパスエナジーは、「Which? Recommended」において、6年連続おすすめプロバイダーに輝いています。また、消費者レビューサイトTrustPilotにおいてエネルギー・サプライヤー評価でトップを維持しており、TIME誌の「最も影響力のある企業100社」を含む数々の賞を受賞しています。

*注1:Ofgem小売市場指標、2023年12月。企業別電力供給市場シェア(国内)。オクトパス・エナジー(16.9%)とシェル・エナジー・リテール(4.4%)を合わせた国内電力供給における市場シェアは21.3%。

*注2:オクトパスエナジーのNPSは+25で、次点のエネルギー会社より44ポイント高く、業界平均の-14より39ポイント高い。

*注3:オクトパスエナジーの英国以外の成長率は170%増で、12月31日時点の30万5,000アカウントから83万アカウントに増加しました。

*注4:Trustpilotスコア 英国 - 4.8、スペイン - 4.7、イタリア - 4.9、ドイツ - 4.8、フランス - 4.8、英国 - 4.8、米国 - 4.8

オクトパスエナジーについて

オクトパスエナジー社は、未来の安価でグリーンなエネルギーシステムを推進する世界的なクリーンエネルギー技術企業です。オクトパスは、自社小売ブランドのもと、世界水準のカスタマーサービスと最先端のエネルギー製品を世界720万世帯に提供しています。

その事業は18か国に及び、エネルギー・バリューチェーン全体に及んでいます。同グループは再生可能エネルギーへの投資、建設、柔軟な管理を行い、欧州最大級となる60億ポンドのプロジェクト・ポートフォリオを運営しています。

オクトパスは、EDF、E.ON、Origin Energyなどの企業とのライセンス取引を通じて、高度なデータと機械学習プラットフォームであるクラーケンのライセンス供与を行い、世界中で5200万件以上の顧客アカウントをサポートしています。

クラーケンを活用し、オクトパスエナジーはスマート・タリフと革新的なクリーンテックを通じて、熱と輸送の電化を推進することができます。オクトパスエナジーグループは、年金基金、投資家、エネルギー大手の支援を受け、より安価で環境に優しいエネルギーと最先端技術を世界中の国や顧客に提供しています。

詳しくはオクトパスエナジーグループのウェブサイトをご覧ください。https://octopusenergy.group/

配信元企業:TGオクトパスエナジー株式会社

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