同じシチュエーションに巻き込まれても、助かる者と助からない者がいる。その明暗を分けるものは何なのだろう?やはり運命は決まっているのか?
ほんの1秒でも遅れたら命がなかったかもしれないというような、まさに危機一髪の事故が、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州で起こった。
悪天候の中、木のそばに止めた車に荷物を置きに来た男性が、荷物を入れ終え車を離れたその直後、なんと木に雷が落ちて倒れ車を押つぶしたのだ。
オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州マッジーに住むサイモン・ソマーヴェイルさんは、落雷による事故から命拾いするという奇跡的な経験をした。
当時、グレーのTシャツにジーンズ姿のサイモンさんは、雨が降るなか路上に止めてあった車に荷物を入れるため小走りで駆け寄った。
そして、助手席のドアを開けっ放しにして、再び車から離れた。
その直後、大きな音が鳴り響いて、雷が車の隣の大きな木を直撃した。
[もっと知りたい!→]落雷から生き延びる方法
裂けた木は車のボンネットめがけて倒れ、落下した枝の重みで車が破損した。
その後、サイモンさんは車に戻ってきたが、突然遭遇した破壊の規模にショックを受けている様子がダッシュカムに捉えられている。
サイモンさんは車に荷物を入れた後、財布を取りにいったん戻ったということだが、もし荷物を積み込んだ後そのまま車に乗り込んでいれば、間違いなく倒木の下敷きになっていたことだろう。
奇跡的に落雷から命拾いした映像をSNSでシェア
ほんの数秒差といえる事故を免れることができたのは、まさに運命の分かれ道であり、今回の場合は幸運だった。
12月7日、サイモンさんはその映像を自身のSNSアカウントで公開したが、枝が車の上に散乱し、幹の樹皮が道路に投げ出され、千々に砕け散る木が車を直撃しているのがわかる。
[もっと知りたい!→]ラッキーなのか?アンラッキーなのか?マジ超危機一髪で落雷から逃れた男の決定的瞬間映像(ノルウェー)
サイモンさんによると、落雷があった瞬間は今まで聞いたことも感じたこともない、爆発のような破裂音が聞こえたそうだ。
幸い破損した車は、保険で修理できたようだ。
映像がシェアされると、多くのユーザーがサイモンさんの幸運に驚き、「クレイジーでなんてラッキーなんだ!」と声をあげた。
サイモンさんは「こんなに幸運にツイていたんだから、このタイミングで宝くじを買った方がいいかも」と冗談を口にしているが、念のため完全に晴れる日を待ったほうがいいかもしれない。
References:Heart-stopping moment driver cheats death when lightning strike sends tree crashing down/ written by Scarlet / edited by parumo
コメント