山本の獲得にメジャーの各球団が躍起になっているようだ(C)Getty Images

 山本由伸を巡り、“ニューヨーク大争奪戦”が勃発か。

 現地12月17日(日本時間18日)、米紙『NEW YORK POST』が、オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸メッツ大富豪オーナースティーブコーエン氏の自宅に招かれ、球団幹部らと夕食を共にしたと伝えた。

【関連記事】山本由伸に“400億円超”契約の可能性 右腕の評価が急騰する「6つの理由」をMLB公式が指摘

 右腕にはヤンキースドジャースジャイアンツレッドソックスフィリーズブルージェイズなどが接触していると見られているが、同メディアは「(メッツが山本との契約に)一歩前進した」と状況を伝えている。

 一方で、メッツと同じくニューヨークに本拠地を置くヤンキースも山本の獲得を目指し、熱心に動いているようだ。米老舗誌『Sports Illustrated』によれば、「ヤンキース、ヨシノブ・ヤマモトとの2度目の面談を調整中。早ければ日曜日にも、この貴重なフリーエージェントと会うことができる」という。

 同メディアは「ヤンキースはヤマモトにもっと強い働きかけをするつもりだ」とも記載。2度目の面談には主砲のアーロン・ジャッジ元ヤンキースCC・サバシア氏が出席し、2人が山本にヤンキースへの加入を説得する可能性を報じた。また、「ヤンキースはこのミーティングを“急遽”予定したかもしれない」とし、メッツが山本と会食をしたという情報を受けたヤンキースが動き始めた可能性も伝えた。

 ニューヨークの2球団による右腕の争奪戦がヒートアップしている現状だが、これには『NEW YORK POST』のジョン・ヘイマン記者は自身のX(旧Twitter)を更新し、「ヤンキースは、フリーエージェントのヨシノブ・ヤマモトと再び会談する予定だ。ヤマモトは最近、メッツオーナースティーブコーエンの家で食事をしたそうで、これはまさにNYとNYの戦いだ」と反応していた。

 山本は他球団から総額3億ドル(約430億円)以上のオファーを提示されたとの報道もあるが、一体どんな決断を下すのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

山本由伸、メッツとヤンキースの争奪戦が”過熱” オーナーとの会食報道を受け「ヤンキースはもっと強い働きかけをするつもりだ」