オリエンタルラジオ・中田敦彦

お笑いコンビ・オリエンタルラジオ中田敦彦が18日、YouTubeチャンネル『中田敦彦のトーク −NAKATA ATSUHIKO TALKS』を更新。自民党の政治資金パーティー券問題について言及した。

 

■4閣僚が辞任

この問題では、自民党安倍派二階派、茂木派、麻生派岸田派の議員が2021年までの4年間で、政治資金収支報告書への記載が義務付けられている政治資金パーティーの儲けを少なく記載した疑いが出ている。さらに、その儲けの一部を議員がキックバックとして受け取っていた疑惑がもたれている。

この問題を受け、すでに松野博一官房長官西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務大臣、宮下一郎農林水産大臣の4人が閣僚を辞任。萩生田光一政調会長、高木毅党国対委員長も辞任することとなった。

 

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■「そもそもどんなパーティーだったのか」

中田は、「不正があったんでしょ、記載漏れがあったんでしょ、みたいな…記載を修正すればいいのかな、とか、パーティーあんまりやらないようにすればいいのかな、みたいな、そういう話になりがちなんですけども。考えなきゃいけないのは、そもそもどんなパーティーだったのかっていう…ここが結構『えっ』っていうこと」と切り出す。

「政治家さんがパーティーやるってイメージ、ありますよね。親睦深めて、お話聞いて、いろんな人の悩みを解決するっていう、必要なパーティーなのかなっていうふうに思っていたわけですけど、どうも実態がだいぶ違う」と話す。

 

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■パーティーという名を借りた“儀式”?

1994年の政治資金規正法の改正で、企業・団体の献金は年間50万円まで、5万円超の献金元の公開、20万円超のパーティー券購入先の公開といった制限がかけられた一方で、政党助成法によって、国が政党に助成金を交付する制度が実施された。

政治資金パーティーについて、中田は「企業献金ももらえるようにした、企業献金をもらうための、言ってみればパーティーという名を借りた儀式だったということ。これが非常にポイント」とし、「それがまず存在していいのか。その上で、そのパーティーで集めたお金の一部、ノルマ以上の分を(記載せずキックバックする)っていうのは自民党の派閥が決めているだけなので、いくら以上のとか関係なく、記載漏れがあるお金の流れっていうのは許されないわけですよね」と指摘する。

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■企業側の姿勢についても

さらに、「政治家の方々の活動資金は、そもそもどのように集めるべきなのかっていうのは、もう一度考える時期にきているんだろうなと思いました。94年から30年経っているわけで、30年で抜け穴がたくさんできていたっていうところを塞ぐ、いいタイミングなのかな」と述べる。

また、「企業側のパーティーに行く論理。何かあったときのための保険にパーティー券買っとくっていうのも、あれも我々一般人からすると『何があるんですか?』っていう。何をお願いしたら何を聞いてくれるのかという、あのあたりも非常に不思議な感じ」とも。

 

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■パーティーそのものに「いいのかな」

現在は国民が“置いてけぼり”になっているとして、「投票で自分たちの意見を聞いてくれるといいなっていう…そのためにはまず、お金のところをみんなでやいのやいの言うのがいいのかもしれない。政党交付金って、すごい仕組みですからね。あそこが結構ポイントな気がする。その上で、今回の記載漏れとか、裏金作りとか、そういうことだけじゃなくて、パーティーそのものがいいのかなっていうことを言えるといい気がしました」と語っていた。

 

■「侮られていた」怒りの声も

中田の話に、コメント欄ではユーザーから「賄賂と同じ、お金を渡して政治に反映してもらうの行為なのに、パーティーや献金と名前を変えると合法になり気付かないこと、自分も含め侮られていたんだなあと気付かされました」「一般人はこと細かく税金を払わなくてはいけないのに、政治家には抜け道が用意されていて、なんだかなあという感じです」「パー券買った側がどんな見返りを得ていたのかも調べるべき」「これをきっかけに、国民の気持ちがわかってちゃんと行動してくれる政治家がたくさん当選する未来を願うしかないですね」といった声が寄せられている。

■パーティー券裏金問題について語る

中田敦彦、自民党パーティー裏金疑惑に「これが非常にポイント」と語る点は… 「だいぶ違う」実態を解説