■内容紹介

結成から約百年、初代・二代目時代のドラマ、抗争と芸能ビジネスで強力な地位を築いた三代目カリスマ四代目暗殺と山一抗争を経て、「全国制覇」を遂げた五代目時代――だが、この国内最大の暴力団は近年、当局との激しいバトル、法律や条例による社会からの排除、さらには「一強」支配への不満がもたらした分裂劇など、内外ともに追い詰められている。大正から昭和、平成、令和の現在まで、変遷の歴史と組織の全貌。

          

■著者からのコメント

社会との接点を失いつつある巨大組織の来歴と現在を通覧することは、われわれ一般社会が「裏」の世界にこれまで何を投影し、いまその変質に何を読み込むべきか、という知的な関心にもつながるテーマかもしれません。日本人がわれわれ自身の内なる欲望と社会変動へと目を向ける「合わせ鏡」として、本書のささやかな探求がお役に立つことを願っています。 「おわりに」より

■著者紹介:山川光彦(やまかわ みつひこ)

出版社勤務後、フリーランスライター。週刊誌、書籍などの執筆と編集に携わり、二〇二二年『週刊新潮』に集中連載した「異端のマネジメント研究 山口組ナンバー2『高山清司若頭の組織運営術」が話題になった。本書が初めて著書となる。

■目次概要

第一章 山口組百年の略史

第二章 解剖・巨大組織の人員、資金、活動

第三章 山口組 vs.警察当局 国家との「ガチバトル」

第四章 六代目山口組 vs. 神戸山口組 大動乱の深層

■書籍概要

【タイトル】令和の山口組

【著者名】 山川光彦

【判型】新書版

【定価】880円(税込)

【発売日】2023年11月17日

【ISBN】 978-4-10-611022-1

配信元企業:株式会社新潮社

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