ドルトムントは19日、ブンデスリーガ第16節でマインツと対戦し1-1の引き分けに終わった。

公式戦5試合勝利のない5位ドルトムント(勝ち点26)が、リーグ戦5試合勝利のない17位マインツ(勝ち点9)をホームに迎えた一戦。

直近のアウグスブルク戦を1-1の引き分けに終わったドルトムントは、その試合のスタメンからロイスとジューレをザビッツァーとフンメルスに変更した以外は同じスタメンを採用。フュルクルク、バイノー=ギテンス、マレンの3トップとする[4-3-3]で試合に臨んだ。

立ち上がりからポゼッションで上回るドルトムントは、8分に最初の決定機を創出する。バイタルエリア中央で受けたバイノー=ギテンスがドリブルでボックス中央左から侵入しシュート。しかし、左足から放たれたシュートはクロスバーに弾かれた。

その後も攻勢を続けるドルトムントは29分、ザビッツァーがボックス左手前で倒されて獲得したFKからブラントが直接ゴール左にシュートを突き刺した。

先制したドルトムントだったが、前半終盤の43分にから追いつかれる。リヒターの右CKの流れたボールから二次攻撃を仕掛けると、ボックス左横のムウェネが供給したクロスをファン・デン・ベルフがヘディングシュート。これをGKコベルがかき出すも、主審はゴールラインを越えていたと判断し、マインツのゴールが認められた。

1-1で迎えた後半、ドルトムントフンメルスを下げてジューレを投入。すると56分、ブラントの縦パスを受けたマレンがドリブルでボックス内まで持ち上がりシュートを放ったが、これは相手GKが正面でキャッチ。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。するとドルトムントは、86分にアラーがブルクハルトのタックルで左足首を負傷。すでに交代枠を使い切っていたために残り時間を10人で戦うこととなった。

不運な形で数的不利となったドルトムントだったが、90分にセットプレーから決定機。バイタルエリア中央手前で獲得したFKからブラントがゴール前に浮かせたパスを供給すると、抜け出したレイナがヘディングシュートを流し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。下位相手に勝ちきれなかったドルトムントは、公式戦6試合未勝利でウインターブレークを迎えることとなった。