SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「ウェブニュースサイトへのコメント投稿は実名に限るべきか?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。



イシュー発行の背景


ウェブサイトのニュースの見出しを見ただけで、内容をじっくり読まずにコメントしたくなる「アウトプット中毒」が顕著に見られる。「スマホ中毒」とも相まって、ネット上での発言をやめられない日々が続く依存傾向だ。
とりわけ問題になるのは、アウトプット中毒者が発信する罵倒や誹謗中傷のコメントである。悪質なコメントによって荒れやすい背景には、ウェブニュースのスピードが加速し、リアルタイムの反応を強いられること、また、悪質なコメントを書いても反論されないことがある。もっとも、多くのアウトプット中毒者は、悪質なコメントを書いている意識はなく、むしろ正義のために正しいことを書いていると思っている。そこで、こうした状況を改善するため、匿名性の投稿を禁止してはどうかという意見がある。この問題について、Surfvoteを通じて広く意見を募った。


投票の詳細


イシュー(課題):ウェブニュースサイトへのコメント投稿は実名に限るべきか?
https://surfvote.com/issues/egcjownca8pb
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2023年10月2日11月30日
有効票数:51票



投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)


匿名によるコメント投稿を禁止すべき 41.2%


ウェブニュースサイトへのコメント投稿は実名に限るべきだと考えています。実名でコメントを投稿することは、責任感を持たせ、議論の品質を向上させることができると思います。

匿名によるコメント投稿を容認すべき 29.4%


コメントには自由に答える権利がある。それぞれの意見をもって当たり前だし、それを発信できる環境が整っている。しかし現代はSNSが発展して特定や個人情報の漏洩にもつながってくる。本名でやっていては危険が多い。

悪質なコメントの防止システムを構築できれば、匿名によるコメント投稿を容認すべき 23.5%


匿名ということ自体が悪なのではない。その上で行われる行為に問題があるのであるから、その行為を無くすような措置が必要だと思います。

その他 5.9%


匿名によるコメント投稿を容認する。ただし登録時には携帯番号などの本人確認を行う。これでだいぶ良くなると考えています。

わからない 0%


このイシューを執筆したオーサー 小宮信夫氏


立正大学教授。社会学博士。日本人として初めてケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科を修了。国連アジア極東犯罪防止研修所、法務省などを経て現職。「地域安全マップ」の考案者。警察庁の安全・安心まちづくり調査研究会座長、東京都の非行防止・被害防止教育委員会座長などを歴任。代表的著作は、『写真でわかる世界の防犯 ――遺跡・デザイン・まちづくり』(小学館)。NHK「クローズアップ現代」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビへの出演、新聞の取材(これまでの記事は1700件以上)、全国各地での講演も多数。公式ホームページとYouTubeチャンネルは「小宮信夫の犯罪学の部屋」。


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