趣向を凝らした少々特異な実況プレイ動画ニコニコ動画に多く投稿するマサさんがこの冬、新たな実況プレイ動画シリーズをスタートさせた。

 マサさんと言えば、独特の縛りプレイ動画を多く投稿する実況者で、ここ数年では「ポケットモンスター」シリーズと現実での行動を連動させた動画シリーズが有名。

 たねポケモンヒマナッツと現実でのヒマワリ栽培を組み合わせた動画や、ジグザグマがものひろいで集めた分だけ現実でゴミ拾いをするといった動画など、独特の雰囲気を漂わせる企画で多くの視聴者から注目を集めている。

 さて、今回紹介するのはそんなマサさんが新たにニコニコ動画に投稿したポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド(以下、ポケモンBD)』での縛りプレイ動画。『【ポケモン】現実で使える技しか使ってはいけない縛り(Part①)』。

 今回は自らが再現できた技だけを使用して『ポケモンBD』の攻略に挑む動画、そのあまりにも独特な縛りプレイの様子をご紹介する。

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3部門の審査で再現が認められた技だけで『ポケモンBD』攻略

 同じ攻撃を受けたらリセットするハードな挑戦から、ヒマナッツヒマワリジグザグマのものひろいとゴミ拾いのようなゲームと現実を紐づけた縛りプレイまで、さまざまな「ポケモン」シリーズでの縛りプレイに挑んできたマサさん。

 そんなマサさんが今回挑むのは、マサさん自身をひとつの軸とした「ポケットモンスター俺」と称する縛りプレイ

 本シリーズのルールは至ってシンプルで、ゲーム内で禁止されているのは「現実で使える技以外をバトル中で使用する」ことだけ。

 これだけでは何を言っているのかよくわからないだろうが、詳しく説明していくと縛りのキモとなるのはマサさんが再現するポケモンの技

 動画ではマサさんがポケモンの技を現実で再現し、再現できていると認められた技のみを使用して攻略を進めていく。

 ポケモンには「うたう」や「なみのり」のような再現方法を比較的思いつきやすい技がある一方で、「かえんほうしゃ」や「だいばくはつ」といった再現が難しそうな技も多いが、どのように再現し、再現できているかを判断するのか?

▲画像は『【実況】『羊毛フェルト』で自作したポケモンしか使えない縛り』シリーズより

 以前行われた羊毛フェルトで再現したポケモンだけでゲーム攻略に挑む縛りプレイ動画では画像検索で合否を判断していたが、今回のケースでは画像検索やAIを用いるのは難しい。

 そこで本シリーズでは人の目による審査を採用し、公平に審査されるように下記の3部門に分けて再現の判断を下すという。

●豊富なポケモン知識で審査:ポケモン有識者枠
  審査員:実況者 倭寇(わこう)
●直感から審査:ポケモンあまり知らない枠
  審査員:高校の同級生 高橋君
●X(旧Twitter)アンケートで審査:視聴者枠

 各部門では再現動画から持ち点100点(視聴者枠ではアンケートの結果を点数としてカウント)で審査し、合計点が200点以上で合格

 合否は技ごとに判定され、合格となった技は全てのポケモンで使用可となる。

 また、200点未満で不合格となった技も各技につき1度まで再審査が可能。再現動画に対しエフェクトを足すことも認められており、エフェクトが足された場合には合格点が250点に引き上げられる。

 なお、フィールド上でのひでん技使用については審査不要なほか、犯罪行為も禁止されており、コメント欄では「どろぼう」、「つじぎり」などが再現できないのではと予想されている。

「たいあたり」再現成功で詰み回避も、初回から厳しさを見せる審査員

 使用するポケモンを制限するような縛りプレイ異なり、何をするにもまず審査を受けなくてはならないマサさんだが、動画ではどのようなプレイが収録されたのか?

 Part1では「ポケモン」シリーズの定番となる御三家でのバトルを収録しており、イベント戦闘を突破するために審査に挑戦する様子が確認できる。

 記念すべき最初の審査の対象となったのは御三家の一匹、ナエトルが最初から覚えている「たいあたり」、「からにこもる」。

 マサさんは比較的“人間が再現しやすい技”とみているものの、この審査は「たいあたり」が不合格となった時点でほぼ詰みという非常に重要なものだが、果たしてどのように再現されたのか?

 本シリーズの生命線とも言える「たいあたり」の再現では、積み上げられた段ボールに対し「たいあたり」を決める様子を披露したマサさん。

 気になる各審査員の反応はというと3部門とも評価は上々。

 有識者枠として選ばれた倭寇(わこう)さんからは「完全に再現できている」と太鼓判をもらい、見事合格点を超える246点を獲得。なんとか詰みの危機は回避し、「わるあがき」を実演する必要もなくなった。

 比較的に再現しやすそうな技とはいえ初回から高評価を得たマサさんだったが、一方で「からにこもる」の審査では縛りの厳しさを見せる展開に。

 動画ではやややっつけ感はあるものの空箱を用いて「からにこもる」様子を披露したのだが、こちらは有識者枠を納得させられなかったことが痛手となり不合格。

 「再現できそう」と思える技ならば合格できる可能性が高いと判明した一方で、再現にはある程度のリアルさも必要となる厳しい一面も見られた初回となった。


 実況者自らがポケモンの技を再現しながらゲーム攻略に挑む本シリーズはまだまだ始まったばかり。マサさんがどんな技を再現し、審査員がどのように評価し、どんな攻略に繋がるのか、ぜひチェックしてみてほしい。

文/富士脇 水面

ポケモン】現実で使える技しか使ってはいけない縛り(Part①)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43031464

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