小・中・高等学校向けの教科書を発行する光村図書出版株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:吉田直樹)は、第3回 子どもの「好き」に関するアンケート調査を実施いたしました。
 本調査は、全国の小・中学生を対象に、学習や遊びなどに関わる質問を行い、子どもたちの好みや関心・意欲について、また学校・日常での過ごし方について調査・分析することを目的としています。本調査は2021年より毎年行っており、3回目となる今回はアフターコロナ初の実施となります。

  • 調査概要

調査名:第3回 子どもの「好き」に関するアンケート調査

対象者:小・中学校に通う児童・生徒の保護者(全国)

調査方法:インターネット調査(児童・生徒本人に聞き取り、保護者が回答)

調査期間:2023年11月15日11月20日

回答数:613名(小学生保護者 406名 中学生保護者 207名)

  • アンケート集計結果のポイント

  • アンケート集計結果

[学習に関すること]

Q1.お子さんは、学校で友達と協力して考えながら学習するのと、自分一人で考えて学習するのと、どちらが好きですか。(単一回答)

 「自分一人で考えて学習するのが好き」という回答が全体の約4割(39.5%)となり、3年連続で最も多い結果となった。

 「友達と協力して考えながら学習するのが好き」(26.3%)を13.2pt上回っており、また、「どちらも好き」と合わせると6割超(63.6%)が「自分一人で考えて学習するのが好き」であることがわかった。

Q2.お子さんは、家庭では、子ども部屋などの個室と、家の人がいる場所(居間など)と、どちらで学習するのが好きですか。(単一回答)

 「家の人がいる場所で学習するのが好き」という回答が、全体の6割超(64.4%)を占め、「子ども部屋などの個室で学習するのが好き」(30.0%)の2倍以上となった。

 学年別にみると、「家の人がいる場所で学習するのが好き」は、小1~3年では約8割(81.3%)、小4~6年では約7割(68.5%)、中1~3年では約4割(44.0%)となっており、学年が上がるにつれて、個室で学習するのが好きな子どもが増える傾向が見られた。

Q3.お子さんが、デジタル端末を使った学習活動の中で、好きなことは何ですか。(複数回答)

 2022年の結果と同様に、今年も「動画を見る」が全体の7割超(73.4%)と最も高く、次いで「調べものをする」が約5割(49.8%)となった。

 小・中学生別では、順位には差がないものの、4位の「動画や写真を撮影する」のが好きな小学生が32.0%いる一方で、中学生は17.4%と小学生の約2分の1に留まった。

Q4.お子さんは、ノートを取ることが好きですか。(単一回答)

 全体では、「好き(好き/どちらかといえば好き)」(50.4%)と「嫌い(嫌い/どちらかといえば嫌い)」(49.6%)の回答はほぼ同数となった。小・中学生別に比較してもあまり差は見られなかった。

Q5.お子さんは、教科書を音読することが好きですか。(単一回答)

 全体では、「好き(好き/どちらかといえば好き)」という回答は4割(40.0%)となった。

 小・中学生別では、小学生は半数近く(45.3%)が「好き(好き/どちらかといえば好き)」と回答したが、中学生は29.5%に留まり、15.8ptの差があった。

Q6.お子さんは、文字を手書きすることが好きですか。(単一回答)

 全体では、「好き(好き/どちらかといえば好き)」が52.9%、「嫌い(嫌い/どちらかといえば嫌い)」が47.1%と、拮抗する結果となった。

Q7.お子さんは、学習(勉強)以外で、どんな機会に文字を手書きすることが多いですか。(複数回答)

 「友達に手紙やメモを渡すとき」が4割超(43.6%)と最も高く、次いで「家の人にメッセージを伝えるとき」が3割超(34.3%)となった。3位の「学習以外ではほとんど手書きしない」は約3割(31.0%)となり、小・中学生の3人に1人は学習以外では、文字を手書きしないという結果となった。また「年賀状などの手紙を送るとき」は4位となり、約2割(21.2%)の子どもは年賀状などの手紙を手書きで送っていることがわかる。

Q8.お子さんは、学習中にわからないことがあったときにどうしますか。(複数回答)

 全体で、最も多かったのは「家の人や周りの大人に聞く」が約6割(59.9.%)、次いで「スマートフォン・インターネットの検索エンジンで調べる」が約5割(50.7%)となった。

 小・中学生別では、それぞれ順位が異なり、小学生では「家の人や周りの大人に聞く」が7割弱(68.5%)で1位となったが、中学生では、「スマートフォン・インターネットの検索エンジンで調べる」が7割超(71.0%)で1位となった。

特に、「スマートフォン・インターネットの検索エンジンで調べる」は、小・中学生の差が大きく、30.6ptの開きとなった。

Q9.お子さんが、いちばん楽しみにしている学校行事はなんですか。(単一回答)

 全体では、1位が「遠足」(33.4%)、2位が「修学旅行」(25.4%)、3位が運動会/体育祭」(16.3%)となった。

[学校生活に関すること]

Q10.お子さんは、学校の休み時間に何をして過ごすことが好きですか。(複数回答)

 全体では、1位が「友達と話をする」(73.9%)、2位は「校庭で遊ぶ/運動をする」(50.7%)となり、「絵を描く」「読書をする」などの3位以下とは33.6ptの大きな差がついた。

 小・中学生別でみると、1位の「友達と話をする」は、小学生は7割(70.0%)、中学生は8割超(81.6%)が「好き」と回答した。

 「校庭で遊ぶ/運動をする」は、小・中学生ともに2位ではあるものの、小学生は63.8%なのに対し、中学生は25.1%で、38.7ptの差があった。

Q11.お子さんが、一日校長先生になってほしい有名人は誰ですか。(自由記述)

 ユーチューバーの「HIKAKIN」(83件)、野球選手の「大谷翔平」(49件)が多くの支持を集めた。

 上位11人のうち、お笑いタレントが多数を占める結果となった。

 また国民的アニメキャラクターの「ドラえもん」が6位にランクインし、上位11人の中では唯一のアニメキャラクターとなった。

Q12.お子さんが、楽しいと感じる長期休暇(春休み・夏休み・冬休みなど)の宿題は何ですか。(複数回答)

 全体では、1位が「図画工作」(35.6%)、2位が「自由研究」(30.8%)、3位が「漢字、計算、英単語などのドリル学習」(26.8%)となった。

 小・中学生別では、小学生1位は、「図画工作」(41.4%)、中学生1位は「自由研究」(29.0%)となった。

Q13.お子さんは、図書館図書室が好きですか。(単一回答)

 全体では、7割超(74.0%)が「好き(好き/どちらかといえば好き)」と回答した。

 小・中学生別では、小学生の約8割(79.1%)が「好き(好き/どちらかといえば好き)」と回答、中学生も6割超(64.3%)が「好き(好き/どちらかといえば好き)」と回答した。

Q14.お子さんが、図書館図書室を利用するのはどんなときですか。(複数回答)

 全体では、6割近く(59.7%)が「読書したいとき/読書するための本を探すとき」と回答した。

「授業の中で」は、小学生は3割超(31.8%)となっているが、中学生は14.4pt低い17.4%に留まった。一方で、「宿題・勉強をするとき」は、小学生はわずか8.4%だが、中学生は3倍近い23.2%となった。

 小学生は授業の一環として、中学生は自主的に、図書館図書室を利用する様子がうかがえる結果となった。

[生活全般に関すること]

Q15.お子さんは、余暇に何をすることが好きですか。(家族や友達と行う場合も含む)(複数回答)

 全体では、「動画を見る(YouTubeなどの動画共有サイト)」が1位で7割超(70.6%)、「ゲームをする」が2位で7割弱(68.5%)と、どちらも約7割という高い数字となり、3位の「テレビ番組を見る」(45.4%)を大きく引き離した。

 小・中学生別に見ると、小学生の1位は「ゲームをする」(73.2%)で、中学生(59.4%)よりも13.8pt高い結果となった。中学生の1位は、「動画を見る(YouTubeなどの動画共有サイト)」(73.9%)で、小学生(69.0%)よりも4.9pt高い結果となった。

 過去2年の結果と比較をすると、2021年・2022年の2年連続2位だった「動画を見る」が、2023年は、同じく2年連続1位だった「ゲームをする」を僅差(2.1pt)で逆転し1位となった。

Q16.お子さんが、最も自分らしさが出せるのは、どんなときですか。(単一回答)

 全体では、約半数(49.4%)が「家で家族といるとき」と回答し、2位の「学校で友達といるとき」(25.1%)の2倍近い数字となった。

 小・中学生別では、小学生は「家で家族といるとき」が約6割(59.4%)で圧倒的に多く、2位の「学校で友達といるとき」(21.4%)の3倍近い数字となったが、中学生は、1位「学校で友達といるとき」(32.4%)、2位「家で家族といるとき」(30.0%)、3位「家で一人でいるとき」(26.6%)と、それほど大きな差がない結果となった。

Q17.お子さんが好きな学習漫画は何ですか。(自由記述)

 歴史系の学習漫画の回答が多く、1位「歴史」28件、2位「日本の歴史」20件、7位「ねこねこ日本史」4件、「伝記」3件を合わせると、55件となった。

Q18.お子さんが、いちばんがんばっていると思う人は誰ですか。 (身近な人、著名人、漫画のキャラクターなど)(単一回答)

 全体では、約3割(30.5%)が「友達」と回答し、次いで「自分」(21.7%)、「家族」(21.4%)がほぼ同数で続いた。

 「スポーツ選手」、「芸能人」、「文化人」といった有名人ではなく、「友達」、「自分」、「家族」、「教職員」など、身近な存在を選ぶ傾向が見える結果となった。

Q19.今年、学校で起こった、いちばんおもしろかった出来事は何ですか。(自由記述)

  • 会社概要

[商 号] 光村図書出版株式会社 Mitsumura Tosho Publishing Co.,Ltd

[代表者] 代表取締役社長 吉田直樹

[創 立] 1949(昭和24)年2月26日

[資本金] 3,000万円

[年 商] 82億6,481万円(2022年10月期)

[従業員数] 229名(2023年4月現在)

[所在地] 東京都品川区上大崎 2-19-9 

[TEL] 03-3493-2111(代表)

[URL] https://www.mitsumura-tosho.co.jp/

[事業内容] 小・中・高等学校用の検定教科書ならびに付帯する出版物の編集・発行/一般書籍・教育書等の編集・発行/学習用ソフトウェアの企画・制作

配信元企業:光村図書出版株式会社

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