チェルシーに所属するウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクが、値千金の同点弾を振り返った。

 カラバオ・カップ(リーグカップ)準々決勝が19日に行われ、チェルシーニューカッスルと対戦。16分にミスから先制点を許すと、その後なかなか得点を奪えなかったものの、90+2分に相手DFキーラン・トリッピアーの一瞬の隙を逃さなかったムドリクがゴールを決め、試合は1-1で終了。レギュレーションの関係でそのままPK戦に突入すると、これを4-2で制したチェルシーがベスト4へと駒を進めた。

 78分からの途中出場ながら、貴重な同点弾を決めたほか、PK戦でも4人目のキッカーを務め、見事に決めて勝利に大きく貢献したムドリクは試合後、イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューで「明らかにこれは大きな意味を持つ」と劇的勝利で準決勝進出を果たした重要さを強調した。

「お互いを信頼して、最後まで信じ続けたら、何かが起きることもある。すべてが可能なんだ。試合が厳しい時は最後の瞬間まで信じて続けていく必要がある。なぜなら、フットボールでは何でも起こり得るからね」

「監督は試合前からこの大会でタイトルを獲得できるように挑戦すると言っていた。試合が終わってもその計画は変わっていない。僕たちは楽しみにしているし、タイトルを獲得するために努力していくよ」

「僕の謙虚な意見では、僕たちは正しい方向に進んでいると思っている。プロセスや監督、お互いを信頼しなければならない。僕たちには本当に強いチームがある。大きな勝利を収めるためには時間が必要な場合もあると思う」

ハイライト動画】チェルシーvsニューカッスル
勝利に大きく貢献したムドリク [写真]=Getty Images